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頼り ページ15
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｢え、仕事残っとるん？｣
｢‥はい｣
｢マジかぁ‥｣
｢すみません…｣
残念そうな丸山さんと 難しい表情で黙っているお２人。
ものすごく 気まずい。
｢あっ、あの、私、帰りますね…｣
｢本当にごめ｢ちょお待って｣
空気に耐えきれず、帰ろうとしたら 肩を掴まれた。
肩に置かれた手を辿って 振り返ると、渋谷部長だった。
｢ん？なんや すば.る、帰ろうとしとるんやから邪魔してやんな｣
｢うっさい｣
｢なぁ、主任に渡された書類見せて｣
｢ちょ、お前ここで広げるんか!?｣
｢あっちにスペースあるやん｣
部長に腕を引っ張られて 休憩スペースに連れてこられると、はよ 出さんかい、とでも言いたげな顔で睨まれる。
仕方なく ファイルを引っ張り出して 書類を広げると、
｢…ﾁｯ｣
｢はぁ!?｣
私の残した仕事の量に ２人とも呆れてるのかな。
丸山さんに至っては 移動してから何も言ってこないし。
｢よし、A、飲み行こか｣
｢え、でもこれ明日まで‥｣
｢お前 うっさい、黙ってついて来い｣
｢そうは言っても…｣
｢大丈夫や、心配すんな｣
｢俺らに任せとき！｣
部長は 怖い顔で威嚇してくるし
村上専務は今時 そんな事する人いるの？って 聞きたくなるくらいに
パチッとウインクをキメるから
黙って頷いて ついて行くことにした。
丸山さん、なんでさっきから黙ったままなの‥？
．
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作者名：いちご飴。 | 作成日時：2017年11月13日 15時
