中二病のヒロインは一番隊副隊長【銀魂】② (ページ5)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:58,773 hit

第五十二訓黙れと言われると逆に喋りたくなるのは仕方ないページ5

･
･
･
･

沖田とAが銀時と土方の元へ行き華麗な蹴りを入れ、二人は飛んでいき女へと命中し二人と一匹が地面へと落ちる

『役立たずと悪霊一気に片付きましたね。』

沖「これで副長は俺のもんでぃ。」

『うん？』

沖「あれ？」

「『妖魔じゃねぇ / 悪魔じゃない』」

･

女「あの…どうもすみませんでした。」

辺りはすっかり明るくなり
女は木に逆さまに貼り付けられている

女「私地球でいう蚊みたいな天人で、最近会社の上司との間に子供が出来ちゃって…この子を産むためにエネルギーが必要だったんです。あの人には家庭があるから…私一人で育てようって。」

沖「おいおいビッチな蚊とか勘弁してくだせぇ。」

『ちゃんと考えてする事しないからですよ！』

土「おい黙ってろ！」

女「それで血を求めてさまよってたら男だらけでムンムンしてる絶好の餌場見つけてつい……。」

沖「やっぱりビッチじゃないですかぃ。」

『男だらけでムンムン？！お前の目を私のフォースで潰してやりましょうか？』

土「黙れよ！話が進まねぇ！」

女「私強くなりたかったの！この子育てるために強くなりたかったの！」

沖「不倫して強くなろうなんざとんだバカ女でぃ。そんなに強くなりてぇんなら俺が調教してやりまさぁ。」

『なんで私の血を吸わなかったんですか？！私はフォースの力を宿した最強の女ですよ？あれですか？吸うなら男の血がいいの！みたいなやつですか？！』

土「うっるせぇー！てめぇらは一分も黙れねぇのか？！」

貼り付けられている女を縁側に座って眺めながらヤジを飛ばす沖田とAに怒りの鉄槌をくだす土方
そんな三人を横目に寝っ転がっている銀時

銀「…ったくよ。幽霊にしろ蚊にしろはた迷惑だってのには変わりはねぇな。」

土「はた迷惑なのはてめぇだ。報酬なんぞやらんと言ってるだろう。」

銀「お前俺が一緒に居てあげたから怖くなかったって事を忘れたか？」

土「何言ってんだ。その言葉そのままてめぇに返してやるよ。てめぇなんか居なくても俺だけでどうにかなったんだ。」

銀「ビビりまくってたくせによく言うぜ。まさか鬼の副長と恐れられる男が、オバケを恐れてるとはお天道様でも思うめぇ。」

土「あれはびっくりしてただけだ。」

『役立たず…』

沖「消えろよ……」

Aと沖田が縁側の下から顔を出しそれぞれ銀時と土方の足を掴む

「「ギャーーーーーーー！」」

･
･
･