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高「あいつねぇ。俺もお前が気に入っているあいつを気に入ったまでだ。お前らが大切にしているものをただ壊してやりたいだけだ。」
銀「ふざけるな！あいつに…夢に何をした？！」
高「俺はちょいとあいつの奥底にある感情を思い出させてやったまでだ。」
桂「夢殿の奥底にある感情？」
高「ククク。憎しみで埋め尽くされていた蓋を取ってやったまででねぇ。それからはあいつの本能が望んでやったことだ。あれで死んだとしても本望だろうよ。」
銀「あいつの本能…。」
桂「どういうことだ高杉！」
高「お前らは知らないのか？斎藤夢の過去を。滑稽だねぇ。大切だと思っていたやつのことを何も知らねぇ。そんなお前らに果たしてあいつは守れるのかねぇ。」
銀「…いい加減にしよろ。さっきから遠回しにぐだぐだと。」
高「いい目だねぇ。銀時にもまだ黒い獣がいたとはな。」
桂「夢殿に何があった？！」
高「あいつは子どもの頃に目の前で親を殺された。侍に。あいつは侍を憎んでいる。なのに今は真選組という名の侍になってやがる。憎いはずの侍に自分がなるなんて滑稽な話だねぇ。」
桂「そんなことが…。」
高「だからちょいと薬であいつの本能を引き出してやったまでだ。簡単に憎しみが溢れ出てきやがった。人間というものは簡単だねぇ。あいつの中の黒い獣が俺を楽しませてくれているんでねぇ、悪いが銀時、お前に返すのは無理な話だ。」
銀「てめー！！ふざけんな！あいつは獣でもなんでもねー！あいつは…夢は…！」
桂「銀時落ち着け。高杉俺はお前が嫌いだ。今も昔もな。だが仲間だと思っている。今も昔もだ。いつから違った？俺達の道は。」
高「何を言ってやがる。確かに俺達は始まりさえ同じ場所だったかもしれねぇ。だが……あの時から俺達は同じ場所などみちゃいねぇ。どいつもこいつも好き勝手。てんでバラバラの方向見て生きてきたじゃねぇか。あの頃から俺はなんも変わっちゃいねぇ。銀時…お前もそうだろ？」
銀「昔のことなんざ覚えちゃいねーよ。」
桂「この世界が気に食わぬなら壊せばいい。だが江戸に住まう人々…いや夢殿を巻き込み夢殿ごと破壊しかねん貴様のやり方は黙って見てられぬ。」
高「俺の見ているものはあの頃から何も変わっちゃいねぇ。俺は……」
銀「っ！！高杉てめー……」
『死ねーーーー！！！！』
銀「夢っ！！」
桂「夢殿っ？！」
高「ククク。楽しませてくれよ斎藤夢。」
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gin-ruka(プロフ) - ばりおさん» ご指摘ありがとうございます！！直させて頂きますね！銀魂の新しいお話も書き始めたのでよろしくお願いします！ (2019年7月22日 20時) (
レス) id: 6545ef9177 (このIDを非表示/違反報告)
ばりお - ↓はじめの方だけでした(^^; (2019年7月22日 20時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)
ばりお - 面白いんですが…。銀時って書くはずのところが全部(多分)銀魂になってますよ(^^;面白いので頑張ってください (2019年7月22日 19時) (レス) id: 1a062a0ebf (このIDを非表示/違反報告)
gin-ruka(プロフ) - そごたんさん» 書いたのでぜひ読んで頂けると嬉しいです！ (2019年7月21日 20時) (レス) id: 6545ef9177 (このIDを非表示/違反報告)
そごたん - はい！楽しみにしてます！ (2019年7月21日 19時) (レス) id: 4c7dd62eff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gin-ruka
| 作成日時：2019年6月15日 16時
