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第2話 出会い ページ3



炭治郎side



禰豆子が……
俺に跨り今すぐにでも襲いかかろうとする禰豆子は鬼になっていた。

俺が…よその家でぬくぬくと寝ていた間にみんなあんなむごい事に…。
痛かったろうに…辛かったろうに…


炭「禰豆子…頑張れ禰豆子…こらえろ!頑張ってくれ!」


俺は涙をうかべ叫ぶことしかできない。


炭「鬼になんかなるな!しっかりするんだ!頑張れ!」

禰「……ア……ア……。」

炭「はっ!」



禰豆子が泣いてる…
そう思ったのもつかの間…
誰かの気配を感じ間一髪禰豆子をかばい避ける。
なんだ?誰だ?2人…1人は刀…1人は赤い狐の面…人間なのか?



義「なぜかばう?」

炭「妹だ…俺の妹なんだ!」

『妹……だから恐怖ではなく困惑な感情。納得しました。』

義「それが妹か?」



赤い狐の面の女の人はどこか楽しそうな柔らかい声。
男の方は表情ひとつ変えず物凄い速さで斬りかかってくる。
俺は禰豆子を守りながらしゃがむことしか出来ない。
いつまでたっても来ない痛みや衝撃を不思議に思い目を開けるとその男が禰豆子を掴んでいた。



義「俺たちの仕事は鬼を斬ることだ。もちろんお前の妹の首もはねる。」

炭「待ってくれ!禰豆子は誰も殺してない!俺の家にはもう1つ嗅いだことない誰かの匂いがした!みんなを殺したのは…たぶんそいつだ!禰豆子は違うんだ!」

『へぇ〜人間さんは鼻がきくんですね。』

炭「っ!」



何が起きた?!気がつけば赤い狐の面の人は俺の顔のすぐ横にいた。
あの一瞬で?足音も匂いもしなかった。
なんなんだこの人たちは。
しかもこの人……笑ってるのか?どこかしら嬉しそうな感じがする。



『安心してください。殺したりなんかしませんよ?どうしてこうなったのか興味ありますし。』

炭「どうして今そうなったかは分からないけど…でも…」

義「簡単な話だ。傷口に鬼の血を浴びたから鬼になった。人食い鬼はそうやって増える。」

『私が興味あるのは鬼になる方法じゃなくてなんで鬼さんの感情を読み取れなかったかだよ。』

義「お前の興味などどうでもいい。」

『相変わらずだな〜お兄ちゃんは。』



この2人兄妹なのか?!
ならわかってもらえるはずだ!
俺の妹…禰豆子は違うと言うことが!




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Silvia Silvermoon(プロフ) - 新作おめでとうございます^^鬼滅の刃なんですね、今回は。こちらも楽しみにしてますね。 (2020年2月28日 15時) (レス) id: 2333e0e3ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:gin-ruka | 作成日時:2020年2月28日 0時

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