君との距離は。 (ページ10)

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？｢君が新サバイバーかい？｣

振り向くと、貴族のような綺麗な男性が立っていた。

『はい。すみれ・ルーミアと申します。』

？｢すみれ…。素敵な名前だね。

僕はジョゼフ。よろしくね。｣

ジョゼフさんは私の手にそっとくちづけをした。

こーゆーのに慣れてないので思わず赤面してしまった。

ジ｢君はとても可愛らしい人だ。｣

ニコ、と笑いながら言うジョゼフさん。

？｢ジョゼフはん、早速口説いてはるん？｣

クスクスと笑いながら着物の美人な人が話しかけてきた。

？｢私は美智子言います。

すみれはん、よろしゅうな。｣

『あ、日本の方ですか？』

美｢ようわかったなぁ。すみれはんは？｣

『日本とフランスのハーフなので苗字はあれですが、

育ちは日本ですよ。』

美｢へぇ！どこらへんなんや？｣

『北海道の方です。』

美｢あ～、北海道かぁ。｣

少し盛り上がる。

なんか楽しいな。

美｢そういえば、その服とっても綺麗やねぇ。｣

『はい、朝机においてありました。』

美｢かわええ衣装やなぁ。

そうだ、今度ヴィオレッタはんとふくつくったげるわぁ。｣

『え、いいんですか？

ありがとうございます。

ヴィオレッタさんって？』

美｢あ、ほな呼んでくるわ。｣

美智子さんがヴィオレッタさんを呼びに行った。