君との距離は。 (ページ4)

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…まずは、トレイシーさん。

"コンコン"

卜｢はーい。｣

"ガチャ"

卜｢あ、Aちゃん！どうしたの？｣

『えっと、お隣だから挨拶しようと思って。。』

卜｢あ、そうなんだ！隣なんだから、

なにかあったらすぐいってね？あ、あと

ナワーブは慣れてない人にはすっごく無愛想だから気をつけてね！｣

『ありがとうございます。』

卜｢あ、敬語も外して！あとトレイシーでいいよ！｣

『わかった。よろしく。』

卜｢うん！よろしくね！じゃあ！｣

『じゃあね。』

"バタン"

よし、トレイシーは大丈夫。

…でも、ナワーブさん、歓迎会に来てなかったから

見てないんだよな。

"コンコン"

ナ｢…誰だ？｣

『お隣のAです。』

ナ｢ん。｣

"ガチャ"

『｢え…。｣』

一瞬フリーズする。

私が…助けた人だったから。

昔、倒れている人がいて、怪我してたから治療をした。

しなかったら死んでただろう。

ナ｢あ…あの時はありがとな。｣

『ううん。気まぐれだから気にしないで。』

ナ｢まさかお前があの時の雪女だったとはな。

これからよろしくな。｣

『よろしくね、ナワーブさん。』

ナ｢あー…、その、"さん"っていらない。ナワーブって呼べ。｣

『ん、わかったよ、ナワーブ。』

ナ｢ん。じゃあ明日な。｣

『じゃあね。』

"バタン"
　
…まさか、あの人だったとは。

こんな偶然もあるんだな。

自分の部屋に入る。

あ、そういえば日記書かないといけないんだった。