Story 7 ページ8
マネージャーをやりたいと言った私に
あと30分くらいで終わるから待ってて！
そう言って兄さんは走り去って行った
30分も何して待てと？
とりあえず宿題でもしてようかな…
教室に戻って、カバンから教科書を取り出す
今日習った範囲はここからここまで
明日は数学の授業もないし、
半分くらいまで復習して、残りは明日に回そうかな
やば、眠…
最近学校での仮眠くらいでしかちゃんと寝てないし
待ってる間、寝てても良いよね…？
「…起きて〜」
その声で目が覚める
時計を見ると、7時…16分…！？
及「外で岩ちゃん達待ってるし、行こっか」
『ごめん…眠くて…』
及「あー、じゃあ」
兄さんは私をお姫様抱っこして、教室を出ていく
『…重くない？』
及「逆に軽すぎだからね！？兄さん心配だよ」
教室に人がいたら絶対嫌だったけど、
今はもう最終下校時刻過ぎてるし…
本当に眠すぎるし…
及「また寝ちゃったか〜☆」
兄さんのその声が耳に入ってくる前に眠りについた
及川 side
部活が終わって、Aの教室を目指す
国見ちゃんと同じクラスなんだ〜
岩ちゃん達には外で待っててもらってる
Aがマネージャーやってくれること、
みんなに言わないといけないしね☆
教室に入ると、
窓側の後ろから2番目の席でAが眠っていた
Aって目良いよね…
なんでメガネなんてかけてるんだろ…
まあ、可愛いから良いけど！
とりあえず、起こさないとだよね
及「A、起きて…A？起きて〜」
Aはすぐに目を覚まして
時計を見るなり、顔をどんどん青くしていった
「どうしよ、下校時刻過ぎてる」とか思ったんだろうな
及「外で岩ちゃん達待ってるし、行こっか」
『ごめん…眠くて…』
及「あー、じゃあ」
ちょっとイタズラで、お姫様抱っこしてみた
及「また寝ちゃったか〜☆」
本当に眠かったのか、すぐに寝てしまった
Aに言ったけどさ…
軽すぎだよ！？俺、心配なんだけど…
普段何食べてんの！？本当さ！
及「みんな、お待たせ〜☆」
でもそこにいたのは、岩ちゃんとまっつん、
マッキー、あと金田一と国見ちゃんだけ
なんで！？
待っててね、って言っておいたんだけどなぁ…
俺の指示、なんで聞いてもらえないの！？
岩「おっせー、クソ川」
松「それでぇ？」
花「及川が抱えてるその可愛い子はぁ？」
やっぱり待たせない方が良かったかもな…
こいつら、めんどくさかったんだった…
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作者名：梨羽 | 作成日時：2024年1月9日 19時
