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Story 19 ページ20

及「A〜!遅いよ〜!」
『ごめん、意外とドリンク重くて』
花「だから俺が持ってあげるって言ったのにな〜」

ごめんなさい、と謝ると頭を撫でられた
嫌な気はしないけど、髪ボサボサになるからな…

花巻先輩と松川先輩に頭を撫でられた私を見て、
一瞬だけど英くんが口を尖らせているように見えた

黒「そろそろ試合したいんだけど〜」
及「あ、ごめんねクロちゃん」
『じゃあ私スコア取るので』

ありがと〜、と言われるけど、これがマネの仕事

つまりやるのは当たり前なのである
プラスアルファで、青城のミスの原因とかも
見て考えなきゃダメだしね…!


試合は白熱した

音駒は烏野と違って、粘り強く戦うチームだった
だから一くんも結構苦戦してたみたいで…

結局19-25で負けたけど

及「猫背くん、読みにくいんだけど!!」
岩「向こうのセッターか?」
国「俺もう疲れました…A、ドリンク貰える?」

猫背くんじゃなくて、研磨さんだから
もう!なんで変なあだ名つけるわけ〜!?

『英くん、はい!…あと猫背くんじゃない、研磨さん!』
金「あ、えっと、Aはなんで名前…」
『さっき少しだけ話したから』
国「…名前で呼んでるんだ、そっか」
岩「やっべ、国見!次の試合あるから早くしろ」

一くんはなんで、そんな焦ってるの…?
あと金田一くんから初めて名前で呼んでもらったかも

やっぱり…英くんは拗ねてるようにも見える

なぜ…?
なんか私、嫌がっちゃうことしたっけ…?


タオルを取りに行こうとすると
歩いているのに、体が前に進まなかった

『…えっと?どうしたの?英くん』

後ろで英くんが私を押さえてたみたいで…

国「俺も行く…」
『でも、試合あるでしょ?』

助けを求めるように一くんの方を見たけど、
何も言わずにただ目を逸らされた…なぜ!?!?
この英くんは引く気ないのかな…

『じゃあ早く行こっか』
国「…ん」


英くんを連れて、体育館を出る
体育館を出て右を曲がると倉庫が3つあって、
その中で1番奥にある倉庫にタオルを置いてあるらしい

何から何まで貸してもらっちゃって申し訳ない

もちろん自分のタオルがある人はそれ使ってるけど、
持ってくるのを忘れた人は貸し出してくれるから

国「…なんで孤爪先輩のこと、名前で呼んでんの…」

しばらく歩いて、やっと英くんは口を開いた
なんでって聞かれても…

『さっき話してて…結構無理やり名前呼びに…』

そう言うと英くんは急に嬉しそうに笑った

国「そっか!良かった」
『…?うん、英くんが元気になって私も良かった』

なんで、急に笑顔に…?

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設定タグ:ハイキュー , 国見英 , 及川妹   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:梨羽 | 作成日時:2024年1月9日 19時

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