Story 16 ページ17
今日は雪絵先輩が音駒のマネに行ってくれる
で、問題はここから
朝選手達が起きるの遅い人が…
あと朝食も作らないといけないらしくて…
雀「ごめんだけど、仁花ちゃんとAちゃんでアイツら起こしに行ってくれない？」
先輩にも頼まれちゃったから、
今2人で選手の部屋前まで来てるんだけど
部屋が多すぎる…
『じゃあ私はあっちから声かけに行ってくる』
谷「わ、わかった！」
仁花ちゃんはガクガクしながら反対方向へ進み出した
結局部屋は3年生で3部屋、
2年生と1年生で4部屋に分かれたらしい
ちなみに仁花ちゃんには日向くんの方に行ってもらった
いや、だってあの2人良い感じだったし…
あと流石に3年生の方に1人で行くのは怖いし
『まずは1番楽そうな一くんの所にしよっと…』
3年生はグッチョッパーで分かれたから
本当に意味不明な部屋割りになったらしいけど…
『失礼します、起きてますか？』
ドアを開けると、黒尾先輩が正座をさせられていた
澤村先輩と一くんは仁王立ちしてるし
いや、本当になんで…！？
木葉先輩と東峰先輩は端の方で震えてるし…
『えっと…全員起きてるみたいなので次行きますね』
本当になんだったんだろ
黒尾先輩が何かやらかしたのはわかるんだけどね
兄さんの所は絶対めんどくさいから
先にもう一つの方に行っちゃおうかな
『失礼します、起きてますか？』
ドアを開けると、いきなり視界が遮られた
抱きしめられてると気づくのに時間はかからなかった
確かここの部屋には
花巻先輩、夜久先輩、海先輩、鷲尾先輩、木兎先輩
この中で抱きしめてきそうなのは花巻先輩だけど…
花「おい、木兎！及川にバレたら殺されるぞ！」
木「だって可愛いじゃん」
鷲「俺はどうなっても知らないからな」
花巻先輩じゃないらしい
おまけに木兎先輩の仕業っていうのもわかった
地味に力強くて、なかなか離れられない
この時に兄さんを呼んだら
発狂して他の人起こすくらいにはなるかな…
『ｽｩ…兄さ〜ん！』
私にしては大きい声で叫んだほうだ
そして兄さんは
どんなに遠くても私の声を聞き取る変態だから
及「ちょっと！！なんでぼっくんは俺の妹を抱きしめてるわけ！！？？早く離れて！！！」
岩「黙れ、おいか…は？とりあえずAから離れろ」
兄さんの声は廊下中に響き渡った
その声で一くんが部屋から出てきて状況が悪化
てか、ぼっくんって…
木兎先輩を「ぼっくん」って…
そろそろ人にあだ名つけるのやめて欲しい…
結局兄さんと木兎先輩は
かおり先輩に「うるさい」と説教を受けていた
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作者名：梨羽 | 作成日時：2024年1月9日 19時
