Story 14 ページ15
1日目は場慣らしだけで終わった
宮城から来た2校はまだ慣れていないから
明日からは少しずつ練習試合もするみたい
もっと気合い入れないと…！
って、なんで私が頑張ろうとしてるの…？
私が頑張りすぎると、周りが“迷惑”するだけなのに
白「食事も明日からはマネが作るんだって〜」
『そうなんですね』
今日は管理者さんが作ってくれたらしい
これから合宿が終わるまではマネが作る…
だからマネージャーがいないと大変だったんだ
みんなで夕食を食べて、選手達は部屋決めをしていた
正直メンバーで固まれば良いのにって思うけど、
交流を深めるために
なるべく別の学校の人と組ませたいんだって
マネージャーは全員同じ部屋になりました
まあ人数、5人しかいないし…
監「じゃあ解散、早く風呂入って早く寝ろよ」
明日は朝から早いからな
その監督の言葉も聞かずに飛び出す人も…
もう監督達も諦めちゃってるみたいです
谷「あ、あのっ…！お風呂、行きませんかっ！」
清「そうだね」
雀「じゃあ準備して！早く行くよ〜！」
仁花ちゃんは「私なんかが
一緒にお風呂だなんて、すみません」って言ってるけど
『仁花ちゃんは可愛いよ』
すると仁花ちゃん以外の3人の先輩も立ち止まった
あれ…？私変なこと言っちゃった…？
しばらく沈黙が続き…
白「Aちゃん、イケメン発言〜」
清「…一瞬ドキってした」
雀「Aちゃんと仁花ちゃん可愛いなぁ、もう！」
なんでこうなるんだ…？
『先輩、早く行きましょう』
雀「青城の及川くんの妹だからイケメンなのも合うね」
もっと前髪切ればいいのに
そんなことをかおり先輩は言ってたけど…
自分の顔が嫌いだから、だから伸ばしてるんですよ
お風呂は意外に広かった
男湯と女湯が分かれてて、もう温泉みたいで
露天風呂は流石になかったけど…
でも5人だけが入るには勿体無いくらいに広い
マネージャー(仮)になって良かったかも…
白「広〜い」
谷「す、素敵ですね！」
『これ本当に5人だけで入って良いんですか…？』
清「でも同じ大きさだと男湯は狭そうだよね」
確かに、と相槌を打っておく
4校一気に入ることはしないと思うけど、
大男が10人も入ったら、多分めっちゃ狭いと思う
私達は湯に浸かりながら、会話を楽しんでいた
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作者名：梨羽 | 作成日時：2024年1月9日 19時
