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先輩はまだお兄ちゃんと会っていないということで、ついでに挨拶をすることになった。
わたしが『お兄ちゃ〜ん？』と、ドアをノックしても反応はなかった。
もう一度行っても、お兄ちゃんが出てくることはなかった。
『これ寝てる絶対。』
先輩がわざわざ来てくれたのに…
憂太「しょうがないよ。きっと初登校で疲れたと思うし…挨拶はまた明日にするよ。」
『そうですね…来てもらったのにすみません。部屋、戻りますね。ありがとうございました！』
憂太「部屋まで送っていくよ。」
………優しすぎる。でも、そんなの申し訳なさすぎる。
『大丈夫ですよ！寮内ですし…！』
憂太「そうだけど…暗いし。僕はまだもう少しお話したいと思ってるんだけど…だめかな？」
だめです。天然たらしとはこのこと。女たらしというか人たらしなんでしょうね。恐ろしいです。
『そんなこと言われたら……乙骨先輩ずるいです。』
その後結局先輩に部屋の前まで送ってもらった。
『ありがとうございました。乙骨先輩とお話できて楽しかったです！』
憂太「こちらこそ。楽しかったよ。また明日ね。おやすみ。」
帰る前に寮の共有スペースで少し話したにも関わらず、まだ一緒にいたいと思ってしまう自分は欲張りだ。
今日はじめて会ったのに、こんなふうに思うなんて…部屋にひとりだと色々考えてしまうからかな？
……連絡先とか聞いたら迷惑？
別に連絡とりたいとかじゃないし！せっかくだしもっと仲良くなりたいだけだし！友だちと連絡とるとか普通だし！
『…乙骨先輩！』
考えた末、わたしは先輩を呼び止めた。
憂太「どうかした？」
先輩は振り返り、わたしの方へ歩み寄った。
『連絡先とか…聞いたらだめですか…？』
勇気を振り絞って連絡先を聞いた。手汗がすごい。
憂太「全然いいよ。」
一瞬きょとん顔をした後、すぐにへにゃっと笑った先輩と連絡先を交換することができた。
『わ〜！ありがとうございます！うれしいです！』
憂太「じゃあさ、交換条件。僕のこと名前で呼んでよ。」
『…え？…ゆ、うた先輩？』
憂太「う〜ん、先輩ってむず痒いなあ(笑)」
彼はそう言って、恥ずかしそうに頬を人差し指でかいている。
『……憂太くん？え！むり！恥ずかしいです！』
憂太「いいね！」
ええええむり！名前呼ぶ度に死にそうになっちゃうよわたし
憂太「おやすみ。Aちゃん。また明日。」
そう言って去っていく彼。
あ〜〜これ、今日は寝れないや。
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rst - イイ!三角関係いいです‼これからも応募しております‼ (2022年1月22日 10時) (
レス) @page15 id: 846c5c7f9d (このIDを非表示/違反報告)
みらい(プロフ) - 椎茸の花【さぶ】さん» わあ〜〜！とっても嬉しいです…！ありがとうございます！これからも楽しんで頂けるよう、頑張ります- ̗̀( ˶'ᵕ'˶) (2022年1月20日 20時) (レス) id: aeb8efe5e0 (このIDを非表示/違反報告)
椎茸の花【さぶ】(プロフ) - 待って好き…。 (2022年1月20日 6時) (レス) @page10 id: 55f7429373 (このIDを非表示/違反報告)
みらい(プロフ) - コメント失礼しますさん» 本当ですね！全然気づかなかったです。教えて頂きありがとうございます。( . .)" (2022年1月19日 5時) (レス) id: aeb8efe5e0 (このIDを非表示/違反報告)
コメント失礼します - オリジナルフラグついちゃってます！気づいてたらすいません (2022年1月19日 0時) (レス) id: 120e18634f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みらい | 作成日時：2022年1月14日 12時
