好きになってもいいですか【乙骨憂太】

㉖ ページ27

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憂太「A〜遅刻するよ。」


『ごめんもう出れるから〜っ！』


憂太くんがわたしのことを呼び捨てにするのが定着し、朝は憂太くんが迎えに来てくれるというのがルーティンになった。


『おまたせ、いこっか！』


いつものように、手を繋いで学校へ向かった。


憂太「ふふっ、A寝癖。」


『えっ！うそ！全部直してきたつもりだったのに〜…どこどこ？』


憂太「ここ。……本当にかわいいなあAは。」


『…もう！恥ずかしいからやめてよね。

どこで誰が聞いてるか、わからないんだから！』


憂太「どうして？Aが僕のものだってみんなに知って貰えるなら僕はその方がいいなあ。」


なんて、にこにこしながら言うんだから、恐ろしい。
そんな彼の独占欲が、わたしは嬉しい。


パンダ「まぁ聞いてるんだけどなあ〜〜〜」


『えっ、パ、パンダ先輩！？』

憂太「あれ、パンダくん。おはよう。」


真希「朝からアツアツなこって。」

棘「ツナマヨ」


『真希さん…棘くんまで！わ〜ん、だから言ったのに〜〜〜っ！』


憂太「そんなに顔赤くして…本当にかわいいね。」



『…ばかっ！』




＿＿これからも、この呪いが解けませんように。













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