�� ページ18
準備を終えると、すぐに共有スペースへ向かった。
『お待たせしました！』
憂太「全然待ってないよ。かわいい。行こうか。」
憂太くんは普通に戻っていた。
？？？
さっき感じた違和感はなんなんだろう？気のせいかな。
勘違いだと思い込み、わたしたちはファミレスへ来た。
憂太「ファミレスでよかったの？Aちゃんいつもお寿司じゃん。」
『今日はファミレスの気分〜』
ファミレスは、色々な種類があるから好き。
メニューを広げながら、何にしようか悩んでいる憂太くんがかわいい。
憂太くんを見ていると、口角が勝手に上がる。
それに気づいた憂太くんが、「ん？どうしたの？」と、ふわっと笑う。
幸せでしかない。
そう、このふわっと笑う彼を好きになったんだ。
彼の笑顔を、隣でずっと見ていたいと思うと同時に、心の中で何か引っかかっていた。
…なんだろう？
帰り際に、「少し話して行かない？」と言われ、公園に寄った。
いつも夜はまだ暑苦しかったけど、今日は少し肌寒いきがした。
少しだけ、沈黙が続いた。
憂太「…今日、映画何見たの？」
沈黙を破ってきたのは憂太くんだった。
『今日はね、ずっと見たいって思ってたアクション映画だよ。また一緒に見ようよ。』
憂太「うん、そうだね。」
やっぱり少し、悲しそうに見える。たぶん、絶対、勘違いじゃない、と思う。
『どうかした？さっきから何か…変だけど。』
憂太「……僕、Aちゃんが他の人とふたりでいると嫉妬しちゃうみたい…なんだ。」
知ってるよ。そんなの。
知ってて、気づかないふりしてた。
だってわたしたちは付き合ってないもの。
『……わたしたち、付き合ってないよ？』
意地悪を言ってるのはわかってる。
憂太くんが、向き合おうとしてくれてるのもわかってる。
心の中に引っかかっていたのは、これだ。
恋人じゃないのに、恋人のような距離感。
もどかしくて、少しの苛立ち。
いつまでも煮えきらず、このまま都合のいい女でい続けるのではないかと思う不安。
隣にいたいのに、もうやめたいとも思う。
わかってる。ただのわがままなのに。
憂太「そうだよね、恋人でもないのに……嫉妬だなんておかし『憂太くん。』…？」
『憂太くんの気持ちが整理できるまで、こういうのやめようか。』
憂太「…わかった。」
『うん！じゃあ先に帰るね。』
わたしは足早に公園を出ていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 155人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rst - イイ!三角関係いいです‼これからも応募しております‼ (2022年1月22日 10時) (
レス) @page15 id: 846c5c7f9d (このIDを非表示/違反報告)
みらい(プロフ) - 椎茸の花【さぶ】さん» わあ〜〜！とっても嬉しいです…！ありがとうございます！これからも楽しんで頂けるよう、頑張ります- ̗̀( ˶'ᵕ'˶) (2022年1月20日 20時) (レス) id: aeb8efe5e0 (このIDを非表示/違反報告)
椎茸の花【さぶ】(プロフ) - 待って好き…。 (2022年1月20日 6時) (レス) @page10 id: 55f7429373 (このIDを非表示/違反報告)
みらい(プロフ) - コメント失礼しますさん» 本当ですね！全然気づかなかったです。教えて頂きありがとうございます。( . .)" (2022年1月19日 5時) (レス) id: aeb8efe5e0 (このIDを非表示/違反報告)
コメント失礼します - オリジナルフラグついちゃってます！気づいてたらすいません (2022年1月19日 0時) (レス) id: 120e18634f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みらい | 作成日時：2022年1月14日 12時
