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付き合って8年
今日は優太くんのお家にお泊まり
一緒には暮らせてないけど月に１度は必ずお泊まりしてくれてる
『 俺の服着てるAってほんと良いよな 』
優太くんのスウェットを着てベッドに寝転ぶ私に言う
「 この匂い好き 」
すーっと服の香りに包まれる
『 俺はこの匂いが好き 』
隣に寝転び私の長い髪を鼻に近づける優太くん
８年経っても何も変わらない
お互い歳を重ねて見た目は変わったけど互いを繋ぐものは何も変わってない
「 今日は満月だね 」
窓の外に見える黄色い月に手をかざす
その手を優太くんが優しく握り自分の心臓にあてる
手に伝わる優太くんの鼓動
目が合えば早くなる鼓動
どうしてこんなにも私を虜にさせるのだろう
時がいくら経っても彼のことを知り尽くすことなんてできないんだろう
『 Aちょっと出掛けよっか 』
目が交わったまま
「 うん、」
瞳に吸い込まれていった
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kokoi - まーじ、このお話良かったわ！ 何回も読みたくなった！ (2020年3月17日 18時) (
レス) id: 8ff62e2382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かめ | 作成日時：2020年2月5日 23時
