瑞色 6 ページ6
「ごめん、ちょっと用事あるから先帰ってて。」
「え!ついに先輩に告白!?
連絡待ってる!」
「ブロックしとく。」
肩を組んできた優斗をはがし、向かうは部室棟。
もう着替え終わってる頃だろう。
3回ほど深呼吸をしてから、コンコンと軽くノックをした。
「はーい。」
中から先輩の声がして
ちょっぴり緊張しながら、ドアノブを引く。
「あら、どしたの?」
辺りには制汗剤の女の子らしい香り。
第2ボタンまで開けられ、髪をとかしている姿に
思わず目をそらす。
身長差のせいで
……下着、見えそう。
「あの、ジャージ……ありがとうございました。」
そんなとき思い出したのは
お昼の会話で。
何だか悔しくなり、足早に部室棟を出ようとしたときだった。
「あ、そうだったそうだった。
ふふ、みじゅきの匂いする〜。」
なんて
目の前で、ジャージを抱きしめるから。
その仕草を見た途端
俺の中の、何かが切れた。
「……ムカつくんだけど。」
先輩の細い手首を掴み
無理矢理ドアに押し付けた、小さな体。
何なんだよ。
好きでもないクセに。
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(名前)かぽるん(プロフ) - キュンキュンです!!!!一気に読んでしまいました!! (2018年2月20日 18時) (レス) id: 8556630631 (このIDを非表示/違反報告)
りおん - みじゅっちゃん、そしてはしもっちゃん、どっちもすっごくおもしろかったです! 私も、一話目のみじゅっちゃん、 お気に入りです(笑) またれなさんの作品を楽しみにしています! (2017年12月11日 19時) (レス) id: 92b107989b (このIDを非表示/違反報告)
しげる - みじゅきも涼くんもめちゃくちゃかっこよくてキュンキュンしぱなっしでした!長編楽しみにしてます! (2017年1月30日 15時) (レス) id: 4cbc2eed59 (このIDを非表示/違反報告)
れなさん(プロフ) - りこさん» りこさんありがとうございます!だいぶ先にはなってしまうと思いますが、長編も出したいなと思ってるので、そのときはまたよろしくお願いします(´▽`*) (2016年10月28日 23時) (レス) id: 435d0bfbd8 (このIDを非表示/違反報告)
りこ - 読んでてとても楽しかったです! 次は、長編もみたいですo(^▽^)o (2016年10月27日 16時) (レス) id: 2a754a7f79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れなさん | 作者ホームページ:れなちゃん® (@pinky_t17)さんをチェックしよう https://twitter.com/pinky_...
作成日時:2016年9月9日 17時