蓮くんは嫉妬度２%

ヤキモチ57% ページ12

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そんなわたしの視線に気づいたのか、








ラウ「俺はAちゃんの見守り要員！」



康二「わたくしはキッチン担当でございます！」






ふたりして、右手をぴんと上げる



ラウちゃんはともかく
康二くんはなんでこんなに子どもみたいなんだ。











蓮「ほら、Aは具合悪いんだから。
寝かせてあげてよ」









どけどけ、と二人を追いやって

ベッドまでお姫さまだっこしようとする蓮くん










「も、もう、それくらいひとりで行けるよ」




蓮「だーめ。大人しくして」









わたしの抵抗は虚しく、

ラウちゃんと康二くんに茶化されてしまう。



蓮くんって想像以上に過保護…？














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それから、ラウちゃんは定期的に
『冷えピタ変える？』とか、
『アイスノンぬるくなってない？』とか、
気を使ってくれるし







康二くんは卵と鮭と人参とネギの入った、
美味しい雑炊を作ってくれて。







蓮くんが薬を飲ませてくれてから

少し眠くなって、
気づいたら寝てしまっていたみたい。













目を覚まして、横目で見てみると





今はなぜだか蓮くんと康二くんが
ラウちゃんに勉強を教えてあげてる




……いや、この中じゃラウちゃんが一番頭いいから、
教えるというか一緒にやってるって感じかな。








わたしに遠慮して小声で会話してくれてるし、

なんだかとっても申し訳ない。















「……あの、みんなに風邪うつったら申し訳ないんだけど」









わたしの声に

あ、起きた？と蓮くんが反応した。








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