気づいて欲しかった ページ10
閉じたPCを開けば、溢れるのは教師に対するバッシング。
機材庫の近藤さん生徒の命より保身かよ
新たな頂クソ教師どもめwww
可能性があるOL柊一颯とAAが何で闘ってるのか分かった気がする
教室を映すモニターを見れば腰を抜かす生徒達。
兵頭「…なんだよ驚かしやがって。」
河合「もう先生とAひどすぎ!」
茅野「…そんなことないよ。先生とAは、ちゃんとヒントくれてたよ。」
やっぱり茅野は気づいていたんだ。
―――――
柊「眼鏡をかけているときは信じろ」
「眼鏡をかけていないときは信じるな。」
柊「分かったか?」
―――――
茅野「先生とAは本心じゃないとき、全部眼鏡外して喋ってたよ。」
花岡「…あれずっと続いてたんだ。」
宇佐美「…さくらは最初から気づいてたの?」
茅野「…うん。」
魚住「なんだ、言ってくれたらよかったのに。」
それを皮切りにみんながため息を零すけれど、それじゃダメなんだよ。
茅野「ごめん、先生とAは、自分で気づいて欲しかったのかなって。ちゃんと考えるってことを。上辺だけで物事を見ないように、本質から目を背けないように。」
そう、気づいて欲しかったんだよ。何よりも、そのことを。
堀部「…あ、思い出した。ガルムフェニックスの、決め台詞。」
―Let’s think.
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作者名:優しい歌 | 作成日時:2019年4月9日 18時