You're my hero.４ (ページ7)

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目を覚ましてページ7

一瞬にしてみんな悟ったんだと思う。
彼は、怒っている。

柊「おい…なにがよかったんだよ。」

そういうと彼は水越のジャケットを掴み立たせる。
私はそれを後ろから静観していた。

柊「お前が、この動画をネットに流そうとしたことに変わりはない、違うか。」

彼女を突きとばせばどんどん壁に追い詰めていく。

水越「でも…」

柊「でもじゃないんだよ。この動画が世間に広まったら、坪井先生がどんな目に遭ってたのか、よく考えたのか？なぁ！考えたのか！」

彼女はおびえた様子で彼のを見つめていた。

柊「お前の、不用意な発言で、身に覚えのない汚名を着せられ、本人が、家族が、友人が！傷つけられたかもしれないんだ。」

彼はその苦しみを知っているからこそ、水越にはわかってほしかった。
彼は水越の胸ぐらを掴みドアに押しつける。

柊「お前は、取り返しのつかないことをやろうとしたんだ。なぁ、わかってんのか！」

小宮山「もういいじゃん！しょうがないでしょ？結果やってなかったんだからもう許してあげなよ！」

中尾「そうだよ、涼音だって反省して…。」

　「いい加減目を覚ましてよ！」