もちろん ページ45
宇佐美「ちょちょちょ、さっきからそのジェイ・ホワイトとか、ジュース・ロビンソン？とか、なんなの？」
茅野「もちろん、新日のレスラーですけど。」
当然のごとく答える茅野。嗚呼、変わらないなぁ、こういうところは。
茅野「ニュージャパンカップの予想と照らし合わせた方がわかりやすいと思って。」
笑顔で言う茅野には申し訳ないけど、たぶん誰にも伝わらない。
諏訪「わかりづらいから普通にやって。」
茅野「…はい。」
あ、ちょっと落ち込んだ。まぁいいところでもあるんだけれど。
茅野「あ、じゃあ、3人目の佐久間先生は？」
秋庭「一言で言うと、キモい。」
花岡「確かに。」
堀部「あぁ、わかりみが深い。」
熊沢「よく澪奈見ながらニヤニヤしてた。」
光永「俺だけの景山にしたい。独占欲だよ。」
茅野「じゃあ、丸ってことで。」
独占欲、ね。だったら澪奈が傷心してた時に近づいてきそうだけど。吊り橋効果的な。
進んでいく話し合いを見ながらモヤモヤと考える。
茅野「次は武智先生。」
小宮山「武智と澪奈の組み合わせってイメージないけど…。」
真壁「いやいや、結構熱心に口説いてたよ。」
語弊を生む言い方をした真壁。教室がざわつけば慌てて口を開く。
真壁「あ、推薦の話ね。スポーツ推薦で大学に行かないかって。まぁ結局、景山の希望する大学とは違ったから話は流れちゃったけど。」
里見「瀬尾も武智から推薦貰ったんだよな？」
瀬尾「…まぁ、武智は基本空回りキャラだけどこういうことはしないんじゃないか？」
茅野「じゃあ、バツ。」
そう言って武智の写真の上にはバツ印が書かれる。
茅野「最後は坪井先生。」
里見「ある意味、そいつが本命だろうな。」
逢沢「そうなの？うちの水泳部を強豪校にした立役者でしょ？」
瀬尾「水泳部に聞いたほうが早いんじゃない？」
真壁「まぁ…性格は厳しいかな。」
熊沢「うん…坪井先生が怖くて辞めた子、結構いると思うわ。」
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作者名：優しい歌 | 作成日時：2019年4月5日 17時
