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なんだっけ ページ40
教室ではPCを使ってアクションを観ているらしい。西崎がかぶりついてる。
堀部「これガルムフェニックスですよね？」
ガルムフェニックスは確か…。
堀部「ガルムフェニックスはスーツアクターのファイター田中が引退宣言撤回して、急遽主役をやることになった曰くつきの作品なんですよ。」
柊「詳しいな。」
３月６日
堀部「あれ、なんだっけ、その主人公の決め台詞ってなんだっけ…」
柊「そろそろ席に着こうか。」
その言葉と共に彼は堀部たちの背を押し、席に座らせる。
柊「はい起立。今日も俺の授業を始める。礼。」
頭を下げて彼の号令があると席に座り、私は手を挙げた。
柊「どうした、A。」
みんなの目が一斉にこちらに向き、私は立ち上がって己の携帯画面を見せた。
それはSNSに上げられていた投稿。
「今朝、これをSNSに投稿したのは誰？」
それは私たちが用意した手足の模型。
みんなのみゃーちゃん先生に騙されたw
恐る恐る手を挙げたのは、結城。
「指示を出すまではSNSに投稿しないようにって言ったはずなんだけど？」
結城「でもすっごいフォロワー増えたし…。」
柊「そういう問題じゃない。」
結城「…すいません。」
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作者名：優しい歌 | 作成日時：2019年4月5日 17時
