You're my hero.３ (ページ32)

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責任ページ32

Side you

SITが今、目の前にいる。

　「警察の皆さん、お勤め御苦労さまです。」

SIT「生徒です、生徒が1人います！逃げてこれたのか。さぁ、こっちに…。」

　「私は、柊一颯の共犯者です。」

私のその言葉に、SITは動きを止め、こちらへと銃を向けた。

　「おっと、私を撃てば倒れる前にこの校舎そのものを爆破しますよ。」

どうやら待機命令が下ったのか、彼らは動きを止め私と対峙した。
耳につけたイヤホンから彼の声がする。

柊「これで少しは、気持ちが変わってくれたかな？まぁ勿論そのリストだけでは証拠にならないし、まだ背後には大きな力が働いているかもしれない。でも、だからこそ、ここで退くわけにはいかないんだ。景山の死を、無駄にしないためにも。もう二度と、景山のような犠牲者を出さないためにも、俺達に協力してくれないか。」

瀬尾「…さっき先生が言ってた。迷って、もがいて、ダメだったときは傷つくどころか手遅れになるんじゃないかって。犯罪者のレッテルを貼られて、普通の道を歩けなくなるんじゃないかって…」

柊「そんなことにはさせない。すべての責任は、俺とAが持つ。」

そうだよ、私たちだけでいいの。

兵頭「…口ではなんとでも言えるよな。」

柊「だったら、これから証明してやるよ。」

その言葉に彼がこちらに来るのだとわかれば意識をSITの方に向け、マイクの電源をONにして話し始めた。