You're my hero.３ (ページ2)

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取り調べページ2

Side G.M.

柊が出した課題に外れた俺は所轄に戻され、取調べを行っていた。
１日目に捕まえた、喜志正臣だ。

宮城「捜査から外されて、このままでいいんですか？」

　「取り調べ中だ。」

宮城「へ–い。」

柊たちのことを諦めるつもりは毛頭ない。あの事件に終止符を打つのは俺だ。
とはいえ所轄に戻された今は仕事をこなすしかなく、俺は目の前にいる男の捜査資料を見ながら取り調べを始めた。

　「えー、喜志正臣、２８歳。お前どうして無許可でガールズバーなんかやってたんだよ。」

喜志「あ、すいません、俺雇われの身なんで、なんも知らなくて。」

　「ベルムズって知ってるか？」

喜志「…なんですかそれ？」

この辺りで知らない奴は、いないはずだ。特に、あんな店を出しているなら。

　「半グレ集団だよ。そのベルムズの息がかかってねぇとこの辺じゃ商売できねぇはずなんだ。」

喜志「無許可だったからバレずに済んだんすかね？あっぶな。」

いやにヘラヘラしている此奴。きっと、ベルムズと何かしらのつながりがあるとみてまず間違いないだろう。
すると、扉を叩く音が響く。俺に客らしい。
俺は席を立ち、署の入り口へと向かう。