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「さて、萩原、、、ここが我々の拠点だが、、、この辺りで光を見たのは間違いないかえ?」
萩「え?あぁ、そうだよ、とは言ってもこの坂登り切る位のところで、だけど。」
「そうすると我々がここへ拠点を作った時にここを通っておったか、、、。まぁ良い、その光の正体がこの拠点じゃ。入るが良い。」
国「萩原とやら、先に入れ。あんたは主の客人のようなもの。客人を先に入れなければ主は怒るからな。」
萩「え?そうなの?そんなの気にせずに皆先に入ればいいのに、、、。」
「ほら、萩原、さっさと来ぬか。話が出来ぬであろうに。」
国「ほらな、言ったそばから、、、。だから先に入って主をおった方がいい。俺達は主の霊力がある限り直ぐに行けるからな。」
萩「へぇ?じゃあお言葉に甘えて。」
ギィィィ、、、バタン
萩「随分と広い拠点だね、、、」
「そうさなぁ、、、でもなぁ、今日も一期一振達を見つけたからこれからもこういった事があるかも知れんと思うとこのくらいの大きさがないと直ぐに埋まってしまうんだよ、、、部屋が。」
長「確かに、粟田口は兄弟が多いですからね、、、。萩原とやら、煎茶でいいか?」
萩「え?あ、ありがとう、、、。その、粟田口、、、?とか、一期一振?とかってなんなんだい?」
「まぁ、そりゃ普通の人間には分からんよなぁ、、、。なら全員呼ぶか。長谷部、済まないが出来るだけ早めに全員を呼んでくれ。時間が時間だ、皆も休息を取らねばいかぬし、萩原も家に返し明日に備えてもらわねばならぬからな。」
長「了解致しました。すぐ様呼んできます!」
「と、こちらの者の説明は集まってからで良いじゃろう、、、先ずはお主に明日何が起こるか、我々の目的、、、そして、何故お主が知っておる人物を私が知っているかについて話をしよう。」
「先ず、私の事だが、ここの世界とは別の世界からやってきておる。創造神であり、我々の世界の初代審神者、緋鳳Aである。気軽に名前で呼ぶか良い。こう見えて彼等を含め私達はお主よりも歳いっておる。」
萩「まぁ、話し方や雰囲気でそんな気はしていたよ、、、その、審神者って言うのは何をする人なんだ?」
「んー、そうさなぁ、、、簡単に言えば歴史を変えようとする者達、、、それを時間遡行軍と言うのだが、その者達から歴史を護り、あるべき歴史を進ませる、、、というのが主な仕事ではある。」
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作者名:兎姫 | 作成日時:2020年4月2日 16時