14 ページ14
黒尾side
思わず逃げてきた。
いくら俺のキャラだとしてもさっきのは少し攻めすぎた。
「・・・じゃあAが乾かしてよ。」
思い出して恥ずかしくなる。
試合中、タイムが入ると、走ってドリンクとタオルを配っていて、主将の俺には1番に持ってきてくれる。
そんな小さいことも嬉しかった。
宿に帰ってきては、
夕飯の配膳を手伝って、一人一人に今日もお疲れ様と言って料理を渡していた。
面倒見がいい姿をたくさん見たからか、
洗濯をしているAの姿をみて、
いい奥さんになりそうだなとか思った。
思わず口にした、髪乾かしてっていうのだって、
俺の妄想だ。
甘えたくなっただけだ。
最近、明らかにAに意識している自分を
なんとか否定したい。
夜寝る前に山本がいきなり
「クロさんって、Aさんのこと好きなんですか？」
と聞くから、びっくりした。
夜久がピクッと動いたのが視野にはいる。
山「昨日の夜、俺たちがコンビニから帰ってくるの待ってましたよね？？」
とか
研「虎とAが出ていったあと、ずっと落ち着きなかったよ」
とか
リ「俺がAさんに絡んでるといっつも邪魔してきます！」
とか言われて
客観的にみたら俺がAのこと好きって感じを出してることに急に恥ずかしくなって
枕に顔を埋めると
夜「否定するなら今だぞ黒尾」
と夜久に言われ、
黒「・・・好きじゃないと思う・・・」
と小さく答えた。
研「・・・クロ、分かり易いから気をつけた方がいい・・・」
研磨がなんか言ってたけど
もう顔あげることが出来なくて
そのまま意識をとばした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 320人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナナミ(プロフ) - 45話のところドコサエキサエン酸じゃなくてドコサヘキサエン酸ですよー (2021年4月26日 18時) (
レス) id: a2f189df9f (このIDを非表示/違反報告)
愛葉 - え、好きです。天才でしょうか？文章作るのがお上手ですね！ (2021年3月24日 17時) (レス) id: ac0a73c6af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mraka | 作成日時：2021年2月13日 22時
