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食事を終わらせてホテルへ。
今から起こることを考えると吐き気がした。
それでも何とか耐えてホテルの部屋に入る。
「…シャワー浴びてくる」
それだけ言って腰に添えられた手から逃れた。
少しでも先延ばしにしたくてゆっくり体を洗った。
何度も襲ってくる吐き気とめまいにフラフラしながらお風呂から上がる。
「逃げるなよ」
それだけ言って私の額にキスを落としてシャワーを浴びに行く鈴木さん。
いっそのこと殺してしまおうか。
そしたら私は荼毘くんのとこに帰れる。今すぐ帰りたい。
けどもちろんそんな勇気はなくて。
上がってきた鈴木さんは何も言わずに私をベットに押し倒した。
唇が重なって気持ち悪い。
「A、好きだ」
バスローブの中に手が入ってくる。
嫌だけど荼毘くんを守るためだから、そう言い聞かせて目をぎゅっと閉じた。
「おいおいおい、浮気じゃねぇか」
その声が聞こえて目を開ける。
怯えたホテルのスタッフを連れて入ってきたのはずっと考えてた人で。
「荼毘くん…」
「は、嘘だろ…荼毘って…敵連合の…」
「俺のこと知ってんのか？嬉しいねぇ」
荼毘くんが手を離した瞬間、慌てて逃げ出すスタッフ。
「待て」
「ひっ…！」
「俺の顔見て生きて帰れるわけねぇだろ」
そう言って焼き殺してしまった。
目の前で人が殺されて鈴木さんが恐怖に怯える中、私はほっとしていて…
やっぱり私もう普通じゃないのかもしれない。
「Aちゃんに浮気されるとは思わなかったぜ」
「うん、ごめんね」
「…言い訳しろよ」
どんな理由があっても浮気は浮気だから。
でもね、私は他の人に触れられるの嫌だったよ。
でも荼毘くんは望んで私じゃない人に触れてたんだよね。
「A、おまえまさか彼氏って…こいつか！？人殺しかよ！？」
「そうだよ」
「正気か！？」
「正気じゃないよ、だからここにいるの」
荼毘くんが敵じゃなかったら私がここにいる理由ない。
敵が恋人なんて正気なわけないじゃん。
「Aちゃん」
近付いてきた荼毘くんに押し倒された。
そのまま噛み付くようなキスをされるのを大人しく受け入れた。
「あいつはAちゃんが殺すべきなんじゃねぇの？」
耳元でそう囁かれた。
続く (更新停止中)
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ちらす(プロフ) - 消しゴム頭(イレイザー)さん» 入試お疲れ様です！絶対受かってますよ(^^)荼毘くん愛情表現が残酷な男です(笑)これから展開も楽しみにお待ちください！ (1月21日 12時) (
レス) id: e14bc85890 (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム頭(イレイザー) - お久しぶりです!本当に!入試がありました!若い時期って死ぬほど大変ですね!(死んだ目)多分受かった!新しい話見ました!読み終わって最初に出た言葉は「ほらねー!!!」でした!荼毘くんやっぱり、わざと、だったんだな。そうかそうかつまり君はそういうやつなんだな。好き！ (1月21日 3時) (レス) @page19 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 消しゴム頭(イレイザー)さん» 11話でちらっと出てきてるように実は主人公ちゃんにしっかり惚れちゃってる荼毘くんなので何か訳があるのかも…？最新話はご機嫌な荼毘くんでした(笑) (12月27日 0時) (レス) @page11 id: 80f5be04cb (このIDを非表示/違反報告)
消しゴム頭(イレイザー) - 最新話読みました、けど、ふと思った。荼毘くんこれ、わざとなんじゃね…？、と、。主人公ちゃんの反応が好きすぎて、主人公中毒で、浮気性なんじゃね…？と、。 荼毘くんにもっと言ってって言っても言わないかと思ってたｗメロメロじゃないっすか。素直になれ荼毘くん (12月26日 18時) (レス) @page16 id: 15065c9ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 消しゴム頭(イレイザー)さん» コメントありがとうございます！天ぷらは作りたてが美味しいですよね(笑)例えの需要が無さすぎて笑いました(^^)続きお待ちください！ (12月26日 1時) (レス) id: 80f5be04cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2023年10月21日 16時
