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将洋side
ベンチに腰掛けているAちゃんを見つけ声を掛ける
祐希の事を待っているのだろう
少しだけ隣に居させて…
行かないで
祐希の所に行くなよ
そう言いたくても言えず
とことん意気地無しの俺
祐希の事待ってるの?
そう聞けばYESと答える君
つい出てしまった心の声
何言ってんだ俺…
自己嫌悪に陥ると隣から
『好き…』
え?
誰の事?
「今…なんて…?」
聞こえていたはずなのに聞き返して
『わたし…柳田さんが好きです…』
聞き間違えか?
俺と同じ気持ち?
驚きと嬉しさが相まって声が出てこない
綺麗な横顔を盗み見ればうっすらと涙を浮かべている
焦った俺は
「俺もAちゃんの事、好きだよ!!」
泣きそうだった顔が笑顔に変わり愛おしくなった俺はAちゃんを抱きしめた
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作者名:紅 | 作成日時:2020年1月29日 23時