いつだって毒舌な君は分からない～Nagase Ren～ 2 (ページ5)

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学校に着いて

平野「なんかあったら連絡してね！」

『紫耀くんもね笑』

平野「わかった！」

紫耀くんとはクラスが違うから教室前で解散した。

そして教室に入ったけど

やっぱり教室に入ると廉は居る

最初は同じクラスで凄く嬉しかったのに

今はこんなにも気まづいなんて。

真由「A、おはよ」

『あっ、おはよ…』

真由「平野くんと来てたみたいだね？」

『うん迎えに来てくれて、』

真由「そっかそっか」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

先生「さっ、お前ら席につけよ～」

「「はーい」」

先生「……であるからして、おい野崎聞いてんのかー？」

『……』

先生「野崎！」

『？！は、はい！！』

先生「なにボーッとしてんだ、ちゃんと聞いてんのか？」

『聞いてます…』

うそ、全然授業なんて頭に入ってない

斜め前にいる廉の背中をずっと見てしまっていた

先生「野崎、ここを答えなさい」

『え！？』

しかも数学の授業だった…

『え、えーと…』

先生「やっぱり聞いてなかったな？」

こんなとき

廉は馬鹿にしながらでも

コソッと教えてくれてたっけ…、

『…ご、ごめんなさい…分かりませ…t

永瀬「５」

私が正直に白状しようとした時

廉が答えた

先生「永瀬～お前が答えてどうすんだ～」

永瀬「俺その問題得意やったから、答えたくなった～」

先生「ったくお前ってやつは…、まあいい野崎もう座れ～」

『は、はい…』

今、

助けてくれた？

…ううん

まさか…ね、

私はもうなるべく考えないようにその後の授業も受けた。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

男「永瀬～たまには俺らと放課後遊ぼうぜ」

女「そうだよぉ～廉くんとカラオケ行きたい！」

男子と女子が廉の周りに集まる。

「お前いつも放課後野崎と帰るって断るじゃん」

……え？

今なんて…t

永瀬「あぁ、そうやっけ？忘れた」

「そうじゃねーか！笑」

永瀬「ま、今日から遊べるから駄々こねんなって」

男「うぉ！まじかよ！」

女「え、やった～♡」

…今日からって

もうこの先、

廉と一緒に帰ることは無くなるんだ…、

真由「A…」

真由が心配そうに私に寄り添ってくれる

『…大丈夫だよ』

全然ほんとは

大丈夫なんかじゃない＿＿＿