2. ページ2
『ファイル、ファイル……
あ、あった』
理科の先生遅刻には厳しいんだよなぁ…
早く行かないとっ！
私は勢いよく廊下に出たと同時に丁度廊下に人が居た
『わゎ！！！』
「うぉ！びびったぁ！」
『ご、ごめんなさい！急いでて…』
「いや、うん、ええよ
横から人が結構な勢いで飛び出してきたらまあまあびびったけど笑」
『ごめんなさ……あっ
「ん？」
この時の私は朝ご飯も食べてなくてお腹空きすぎて思わず廉がチョコなんて持ってたからガン見しちゃったんだっけ。笑
「え…もしかしてチョコ見とん？笑」
『え！あっ、いや、その…お腹空いてて…じゃなくて！学校お菓子持ち込み禁止じゃん！』
「バレんかったらいいねん笑」
『で、でも… ！
抵抗する言いかけた私の言葉は
突然甘い味で封じ込められて
「はい共犯な」
…なんてちょっとニヤッとしながら
「お腹空いてる時にチョコ貰えるとか俺に感謝やな？笑」
『なっ！///』
してやったりな顔をして廉は手をヒラヒラさせながら私を追い越して行った。
まぁあの時は恥ずかしさとしてやられた感で
あの後は真由に「俺に感謝とか意味わかんない！」なんて終始グチグチ言ってた笑
だけどその後にも何度かクラスが違ったけど
廊下で顔を合わせたときなんて
「あっ、空腹女」
とか呼ばれて『私の名前は野崎A！』ってな感じでそこから会うたび少しの会話をしていくうちにどんどん仲良くなって昔から居るようなくらいにまでなった。
「……い」
きっと私は出会った瞬間から惹かれてたんだろうね、
「……おい！」
『へっ？』
永瀬「へっ？ちゃうねん何をボーッとしとんねん」
『あっ、いや なんでもない！』
永瀬「本間頼むからはよ用意してくれ」
『分かった分かった！』
ため息混じりで本間に遅いわ〜だの何だの
廉に言われながら私は制服に手をかける
『って…ちょっと』
永瀬「なに？」
『なに？じゃないよいつまで居んの！
着替えらんないから！』
永瀬「そんなん気にせんでいいから」
『気にするわバカ！！！』
永瀬「あ〜も〜はよしてや〜」
『分かってるって！』
私は廉の背中を押して部屋から追い出して
ちゃっちゃと制服に着替えてナチュラルに5分もかからないメイクをしてアイロンもしてお母さんに行ってきますと伝えて家を出た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 290人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さちまま(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。頑張ってくださいね。キュンキュンします。 (2020年1月14日 14時) (
レス) id: 016a10df51 (このIDを非表示/違反報告)
Rea(プロフ) - 、さん» 一応読んでいたのですが忘れてしまっていました申し訳ありません。ご指摘有難う御座います！ (2020年1月12日 18時) (レス) id: 49489daafb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rea | 作成日時：2020年1月12日 11時
