願いごと ページ4
藍沢「ここだ。」
緋山「白石っ！」
藍沢「VFになって心拍が戻ってからもう一週間が立つ。」
緋山「こんな、、、管いっぱい繋がれて、、、、白石、、、。」
プルルルルル。
藍沢「悪い。急患だ。」
緋山「うん、、、。」
緋山「、、、白石、、、。」
緋山「ごめんね、、、ごめんね、、、。」
白石「大丈夫、、、だよ、、、。」
緋山「え、、、、、、、、、。」
白石「緋山さんは悪くない。だから、、謝らないで。」
緋山「しら、、、いし、、、？」
白石「そうだよ。、、、ただいま。」
緋山「え、、、、白石、、？、、白石だ。」
白石「そうだって言ってるでしょ。」
緋山「ナースコール、、、。」
白石「あ、ダメ。」
緋山「なんで？」
白石「もう少しだけ、ゆっくり。」
緋山「わかった。」
冴島「失礼します。」
緋山「冴島、、！」
冴島「どうですか?」
緋山「あのね、白石が、、、。」
緋山「え、、、、、、、。」
冴島「白石先生がどうかなさいましたか?」
緋山「幻想、、、、？」
冴島「えっ？」
緋山「そんな、、、、、。」
冴島「どうかしましたか?」
緋山「ううん。なんでもない。」
白石「んっ、、、。」
冴島「白石先生？」
白石「んんっ、、、、、。」
冴島「白石先生！」
緋山「えっ？」
冴島「白石先生が意識を取り戻しました。」
緋山「白石、、？」
冴島「藍沢先生呼んで来ます。」
緋山「白石、、、。良かった、、、。」
緋山「私のこと分かる？」
白石「ん、、、、、。」
緋山「良かった、、、。良かった、、、。」
藍沢「白石！」
白石「ゴホッ、ゲホッ。」
緋山「白石、大丈夫？」
白石「うん、、、大丈夫。」
藤川「奇跡じゃねえか？」
白石「えっ？」
藤川「だって白石、一週間前にVFになって意識戻らなかったんだぜ？」
白石「そうなんだ。」
冴島「でも、良かったです。生きててくれて。」
緋山「うん。」
藍沢「もう少ししたら体動かして行こう。」
白石「うん。」
白石「あの、、、。」
緋山「どしたの？」
白石「塩谷そらくんって知ってる？」
藤川「その子って、あれじゃない？」
藍沢「ああ。ICUにいる。」
白石「そうなの？」
緋山「知り合い？」
白石「違う。何か、夢の中でずっと私を呼んでたから。」
藤川「塩谷そらくんって確か、、。」
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作者名：花札音葉 | 作成日時：2020年1月24日 14時
