思い通りにならない彼女【煉獄杏寿郎】其の弐

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『………………そ、そそそそのような行為は……
うう運命のお相手でなくとも………で、でで出来てしまうんですか……？』




杏寿郎「……そうだ！！！
運命どころか何とも思ってない相手とだってその気になれば関係ないな！！
例え嫌がり相手が拒んだとしてもだ！！
そういった男だって大勢いる！」






う………嘘だぁ…
煉獄さんがまた脅かそうと嘘言ってるんだ………！
だって………前に一回だけ読んだ小説にはそんな事書いて無かったもん……！



どんな美女に迫られても男の人の……アレ(・・)が……その……反応しなくて………唯一自分が恋をした運命の女の子にだけ反応したと…………。






……………………そうか。
まずは目の前にいる煉獄さんに聞いてみれば良いんだ。
そう、彼はまさにモテモテの人である。
そして煉獄さんが危険だと言う行為を彼の前で私はしているのだ。






『煉獄さんは………どうなんですか……？
は、は、はは反応したんですか…?』




杏寿郎「なに？」




『だ、だから………
運命のお相手でなくとも…………
そ、そそちらの煉獄さんの煉獄さん(・・・・・・・・・)は………その……反応を……』




そう言い、険しい表情のAの視線は杏寿郎の下半身へと集中した。




杏寿郎「どっどこを見ている？！！！
何を急に馬鹿げたことを……！
そんなわけ…………！！！」





_____無いとは言えないか…？
確かに昨日は流石に動揺もした。
それに加え………もし望むなら、と抱こうとまで思った。



………何故そう思った？
しかも実際には頼まれてもいないのに勝手に勘違いをして………




どう応えるのが正解なのか分からない。
肯定するにしてもそれはそれで如何なものか。
その気に…なっていたとしても反応なんてものはしていない。





こき使われ、
それどころでは無くなったせいでもあるかもしれないが。



杏寿郎は全否定をしたいところだが、そうすると脳天気なAには何ひとつ意味が伝わらないとも察している。







“俺以外の男の前では絶対に気をつけろ”






考えた結果、それだけ念押しして何度も伝えた。

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