久しぶり ページ9
『んぅ……』
いつもの様に杏寿郎と共に寝ていたAだが夜中に目が覚めてしまった様で目の前の杏寿郎を見て寝ぼけている。
『……』
杏寿郎「ん……?Aさん目が覚めてしまったのか…?まだ起きるには早いぞ。ほら、こっちにおいで」
そう言いながら杏寿郎はAを抱き締めるが何だかいつもと違い、違和感を感じた。
Aがすり寄って来ることも無く、何やら身体が熱くなっている。
杏寿郎「む?!Aさん、身体が熱いが熱があるんじゃな……いか……」
顔を赤く染めたAと目が合う杏寿郎。
『…
杏寿郎「今なんと?!!」
『……?だから…何で煉獄さんが一緒に……』
杏寿郎「Aさん!! 今歳はいくつだ!?」
『…話し聞いてくれてる…?それに歳は19って知ってるでしょ…?』
杏寿郎「…戻っている…!」
『…戻っ……?それより…何で私の部屋に………んぐっ?!』
言い終わる前に力いっぱい抱き締められたAは苦しそうにするも杏寿郎は離す気はない。
杏寿郎「…はぁ、本当に良かった…」
Aの記憶が無事に戻り安心した杏寿郎だがAの方は今の状況が分からないまま顔を赤く染めている。
そして__。
杏寿郎「Aさん…可愛い。……接吻しても…?」
『……もう………だから…聞かないでよぉ……。
しかも…夜這いに来ておいて……』
杏寿郎「よ、夜這いぃ?!俺がか?!何かとんでもない勘違いをしてるぞ?!!」
『…夜這いじゃないなら何で私の布団に……』
Aからすれば急に杏寿郎が夜な夜な自分の部屋にやって来て布団に潜り込んでいるのだ。
さっきまでの会話にあった《起きるには早い》なんて言葉は頭に残っていない。
杏寿郎「説明は明日…するとするが夜這いでは無いぞ…?」
『……そうなの…?じゃあもう寝よう?
実はさっきチョコレート食べる夢見ちゃって!今から寝たらまた食べられるかもー(笑)』←
杏寿郎「……チョコレート…?」
呑気にこの言葉を発したAだが杏寿郎は聞き逃さなかった。
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杏(プロフ) - わー!!本当にすっごく嬉しいです(T▽T)もはや溺愛させたい願望重視になってしまいストーリー性ゎ無視しまくりですが、ほわーっと温かい目で読んで頂けると嬉しいです(^▽^) (2021年8月10日 20時) (レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
少女は仮面を外す(プロフ) - イチコメ失礼します!いつも応援しています!自分のペースで更新頑張ってください! (2021年8月10日 18時) (レス) id: 52e46aee46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏 | 作成日時:2021年8月9日 21時