ゲンナリ ページ6
杏寿郎「……むぅ、Aさんは千寿郎が素敵だと思ってるのだろうか？……父上、これは大変な事態になっています！」
愼寿郎「……心配せんでも子供がおやつに惹かれているってだけだろう、いちいち気にしすぎだ。」
Aが千寿郎に懐いてからと言うもの、杏寿郎はAを寝かしつけ愼寿郎の部屋にやって来てはAについて相談するのが日課になっていた。
杏寿郎「…それに俺は気づいてしまった事があるのです、父上。」
愼寿郎「…なんだ、どうした？」
真剣な表情になり拳を握りしめる杏寿郎を見た愼寿郎は只事ではないのか…と心配になってきたが、
杏寿郎「Aさんの幼少期…可愛らし過ぎませんか？」
この言葉に耳を疑う。
愼寿郎「んんん…？」
杏寿郎「それで俺は気づいてしまった。Aさんが子を産んで……あ、もちろん俺の子ですが。Aさんように可愛らしいその子が恋仲の男なんて作ろうものなら俺は辛い…！耐えられない…！！心配でたまらない！！！」
愼寿郎「…お前、とうとうまだ授かってもない子の心配までし始めたのか……。そして、声がデカいわ馬鹿者。」
何を馬鹿な事を…と、そう思う愼寿郎だが本人は真剣である。
杏寿郎「考えても見てください、父上！！！要するに今のAさんが幼くなった姿です！！愛らしいにも程があるでしょう？！今の姿でもこんなに魅力がありすぎるのに…！俺は！！俺とAさんの子をどこの誰にも嫁に出したくはない！！！！」←
愼寿郎「……お前…本当に色々と凄いな…。(祝言すらあげてもないのに何故もう子の話題をせにゃならんのだ…)
それに息子かもしれんぞ、お前そっくりな。」←
杏寿郎「…………俺………そっくりな……？」
ふと想像する杏寿郎。
杏寿郎(俺…そっくりな…？
むぅ？それは見た目がか…？中身が…か？
…………中身だったら大変だな…。
まずい……それはまずい。
Aさんの取り合いになるに違いない…！)
杏寿郎「……父上、俺は自分の子は可愛く思うが…Aさんは俺のだから…どうか女の子をお願いしたいものだな…。はぁ、そろそろAさんが恋しくなってきたので部屋へ戻るとします、では…。」
愼寿郎「…まぁ子は授かりものだから…な。
もう今すぐ寝ろ…そうしろ…」ゲンナリ
途中からテンション激落ちな杏寿郎を見て愼寿郎は、この現状のままだと毎日息子がやってきて面倒な事になるとゲンナリしていた。
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杏(プロフ) - わー!!本当にすっごく嬉しいです(T▽T)もはや溺愛させたい願望重視になってしまいｽﾄｰﾘｰ性ゎ無視しまくりですが、ほわーっと温かい目で読んで頂けると嬉しいです(^▽^) (2021年8月10日 20時) (
レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
少女は仮面を外す(プロフ) - イチコメ失礼します！いつも応援しています！自分のペースで更新頑張ってください！ (2021年8月10日 18時) (レス) id: 52e46aee46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏 | 作成日時：2021年8月9日 21時
