甘い ページ16
『うわぁ〜……!!すごいっ!!!』
Aの目の前には、
チョコレートパフェ、チョコレートケーキ、フルーツワッフル。
初めて見るそれに目が釘付けになるA。
どれから食べてみようかと、今度は手元がウロウロと行ったり来たりを繰り返している。
すると杏寿郎はチョコレートケーキをフォークで取るとAの口元へと差し出す。
杏寿郎「ほら、Aさんの大好きなチョコレートだ」
『ぐっ…?!
(何故それを?!!しかも…何故!人前で食べさせようと……!?)
じ、自分で食べられるよ…?』
杏寿郎「口、開けて?」
(……あれぇ?…話し聞いてくれない煉獄さんになってる…?)
意を決し、顔を真っ赤にさせたAはおずおずと口を開け、チョコレートケーキを食べると、その美味しさに思わず顔が緩む。
『美味しい………!』
杏寿郎「うむ!なら良かった!!
ほら、こっちも食べてみると良い!」
何度もフォークをAの口元へと運び食べさせていく杏寿郎と、頬を染めながらもう美味しそうに食べ続けるA。
周りからすると俗にいうバカップルとやらだ。
その姿を見ている人物がいた。
甘露寺「…やだぁ!師範ったら!!!とっても仲良しだわぁ!キュンキュンしちゃう〜!ねっ!伊黒さん!!」
伊黒「あ、あぁ…。 (煉獄……正気か……こんな人前で…有り得ない。俺は信用しない…俺は!)」
たまたま居合わせた甘露寺と伊黒は派手な髪色をし、大きな声で話す杏寿郎にすぐ気づき、一部始終を見ていたのだ。
甘露寺「それにしても師範って本当にAちゃんの事が大好きなのねぇ!女性といる時も見かけた事あるけどあんな表情、初めてだもの!!」
伊黒「…そうだな。
煉獄は隊の者からも好かれていてよく声をかけられていたが…それでも浮ついた話しは全く聞いた事なかったな」
甘露寺「師範、女の子から人気だったわ〜!
……私は伊黒さんが素敵だと思うけどね、昔も今もっ」
伊黒「ぐっ………甘露寺、今日も好きなだけ食べると良い」
顔を真っ赤にさせ、杏寿郎と同じく彼女に甘い伊黒。
杏寿郎(うむ!甘露寺と伊黒も仲が良さそうで何よりだな!!)
そして杏寿郎も二人の存在には気づいていた。
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杏(プロフ) - わー!!本当にすっごく嬉しいです(T▽T)もはや溺愛させたい願望重視になってしまいストーリー性ゎ無視しまくりですが、ほわーっと温かい目で読んで頂けると嬉しいです(^▽^) (2021年8月10日 20時) (レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
少女は仮面を外す(プロフ) - イチコメ失礼します!いつも応援しています!自分のペースで更新頑張ってください! (2021年8月10日 18時) (レス) id: 52e46aee46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏 | 作成日時:2021年8月9日 21時