到着 ページ15
あれから一緒に行くと駄々をこねる狛治を静止し、二人は手を繋ぎ街を歩いていた。
杏寿郎「Aさん、疲れてないか?」
『うん、平気。それにしてもここは初めて来る街だよっ!
西洋のものが沢山ある!』
杏寿郎「今日はAさんを連れて行きたい場所があってだな、Aさんは西洋のものも好きだろう?」
『そうなの!キレイな物も多いし、売ってるのも珍しいから食べた事は少いんだけどお菓子も美味しいの!!特にチョコッ…………』
‘特にチョコレートが大好き’
そう言おうとしたAだが、昨夜やたらとチョコレートと言う単語を杏寿郎から聞いた為、Aには珍しく何かを察して言葉を止めた。
そもそも西洋の物が好きだなんて言った事、今まであったかな…?と頭をよぎる。
杏寿郎「…ここだな!!入ってみると良い!」
杏寿郎に案内され店に入ると西洋のテーブルセットがいくつも並び、様々なスイーツを食べている。
『…すごい、西洋の物がたくさん……!』
杏寿郎「ここはカフェと言ってだな、甘露寺から聞いたんだが西洋の食事も多く提供しているそうだ!」
店の様子に目を輝かせキョロキョロと店内を見渡すAを席へと誘導しメニューを渡す杏寿郎。
パラパラと、Aは何度も同じページを行ったり来たりを繰り返し何を頼むか悩んでいた。
杏寿郎「ははっ、随分と悩んでいるんだな」
『うーん……だってどれも美味しそうで迷っちゃうよぉ…』
杏寿郎「気になるものを頼んだら良い!食べきれなかったら俺が食べるから好きに選んで問題ない」
『えっ!??……あ、でもそれは悪いよ…。
煉獄さんも好きなの食べて?』
杏寿郎「俺は大丈夫だ!
……ちゃんと考えてあるからな!!」
『(考えて…?)
…じゃあこの3つ頼んでも良い?』
杏寿郎「うむ!」
171人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杏(プロフ) - わー!!本当にすっごく嬉しいです(T▽T)もはや溺愛させたい願望重視になってしまいストーリー性ゎ無視しまくりですが、ほわーっと温かい目で読んで頂けると嬉しいです(^▽^) (2021年8月10日 20時) (レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
少女は仮面を外す(プロフ) - イチコメ失礼します!いつも応援しています!自分のペースで更新頑張ってください! (2021年8月10日 18時) (レス) id: 52e46aee46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杏 | 作成日時:2021年8月9日 21時