しみじみ想う ページ11
『……なんか…………凄かった……』
目を覚ましたAは、ぼうっとしながらも思わず昨夜の情事を思い出し声が出た。
そして何かやらかしてしまったんだ、と言う事は察しているが何の事やら心当たりは全く無い。
(……あぁ言う時の煉獄さん…私が何かしちゃった時なんだけど…全然分かんない…。
特に…何て言うか男の人が関わると…。
でもやっぱ分かんない…。
チョコレートの事やたら言ってた気がするけど……。
うーん……分かんない……。)
隣で何事も無かったように寝ている杏寿郎をジっと見るAはいつかの杏寿郎の様に悪戯心が芽生える。
ちょん。
『ふふっ、睫毛ながーい』
杏寿郎の頬をつつきながら嬉しそうなA。
ちょんちょん。
杏寿郎「…むぅ……」
『っ!!』
起こしてしまうと思い、バッと杏寿郎から距離を取り様子を見るが杏寿郎は眠ったまま。
(…そういえば煉獄さん、俺だけのにしたい的な事て言ってた…?)
『……変なの、私は煉獄さんのなのに…』
すると周りをキョロキョロと見渡し、またも杏寿郎へ近づく。
『…まだ…寝てるよね…?……煉獄さん大好き』
ちゅっ__
Aは杏寿郎に軽くキスすると顔を真っ赤にさせバタバタと部屋を後にした。
______
杏寿郎「……なんだ…あの愛らしい生き物は…………」
そこにはA以上に顔を真っ赤にさせ両手で顔を覆う杏寿郎。
Aが起きた時点で起きていた杏寿郎は、何となく寝たふりを続けAが嬉しそうにちょっかいをかけているのを逆に楽しんでいたが、最後の行動を含め全てが愛おしく感じていた。
杏寿郎「はぁー……。
…一体どこまでに好きにさせるんだろうか……」
一人呟く杏寿郎。
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杏(プロフ) - わー!!本当にすっごく嬉しいです(T▽T)もはや溺愛させたい願望重視になってしまいストーリー性ゎ無視しまくりですが、ほわーっと温かい目で読んで頂けると嬉しいです(^▽^) (2021年8月10日 20時) (レス) id: 86a7064ea0 (このIDを非表示/違反報告)
少女は仮面を外す(プロフ) - イチコメ失礼します!いつも応援しています!自分のペースで更新頑張ってください! (2021年8月10日 18時) (レス) id: 52e46aee46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏 | 作成日時:2021年8月9日 21時