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Side Sgi
まだ夕飯の準備には早い時間だった。
四角い卓にそれぞれ座って、真ん中に少しお菓子を出して
お揃いのマグカップに俺は水、Aは紅茶。
ゲームしたり作業したり、たまにおしゃべりしたり相談したり自由な時間。
ふと目をやると真剣にパソコンのスクリーンを見ているA。
彼女を横目にぼんやり集中力も途切れてきて、
眠気覚ましにインスタントコーヒーを淹れてまた戻ると。
｢…あ、また麦チョコ食べてる｣
｢見つかった｣
｢俺にもちょーだいよ｣
｢やだよ、しゅんきさんひとつまみ多いんだもん｣
｢手も口もでかいからしょーがないでしょ｣
｢わたしのぶん無くなっちゃうじゃん！｣
｢あなたは手も口もちっちゃいからいいのよ｣
「暴論すぎる！…あっほら多い！｣
「んー、美味い。もういらんけど」
「えっいらないの」
「あんま食べてほしくないんでしょ」
「それは嘘じゃん」
「嘘なの」
「駿貴さんとならいいの〜」
わかってないなぁ、とでもいうように言えば、またおいしそうにつまんでいる。
俺はねぇ、麦チョコよりもそんな美味しそうに食べるAを見てる方が楽しいんだわ。
今度は少しだけ遠慮して口に放り、あとは食べなと示すと、いいの？とはいいつつまた嬉しそう。
「…そんな美味しい？」
「うん」
「…あれ、あなたさぼってんの」
「え？」
「何見てんのかと思ったらあなたそれYouTubeじゃないの」
真剣に画面の何を見てるのかと思えば動画サイト。
しかも俺らのチャンネルじゃないの。
「えへへ、ちょっと休憩〜駿貴さんもみよ」
「お、そしたらAの好きな奴みようか」
二人の間に画面が置かれて、じゃあこれ、と選ばれた動画が再生される。
『はぁ〜〜？バケモンじゃんまじ』
『許さん』
『天才』
…この子、俺のこと大好きすぎん？
俺が抜かれてなんか言ってるところ映るたびに一人で爆笑してるんだけど。
「ひー駿貴さんおもしろすぎ、ほんとすき」
「…ファンだな」
「彼女ですー。
…駿貴さんの言う『バケモンじゃん』と『許さん』と『許せん』が好きすぎる」
いうや否やまた爆笑してるし。
「そんな？」
「そんな。これはもう駿貴さんの専売特許だよ、永遠に言っててほしい」
「あなたもたまにぶっ飛んでるよね」
「しゅんくん大好きだからしょうがない」
そうやって笑うの狡くない？
俺も大好きだからなんでもいいけど、とりあえずキスだけさせて。
===
非公開外し忘れてた……！！
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とぉと - いや、みんなして可愛いかよ (2021年5月6日 20時) (
レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - 時々繋がりが見えるところ楽しみに読ませていただいてます！体調の方快方に向かっているようでよかったです。更新していただくのとてもとても嬉しいですがどうか油断なさらずご自愛くださいね。返信は不要です。 (2020年6月25日 1時) (レス) id: a2999cd47b (このIDを非表示/違反報告)
黄色い恐竜(プロフ) - Yukiさん» コメントありがとうございます！お気遣いもいただいて嬉しいです…のんびり更新していきますのでゆるくお付き合いいただければと思います。これからもよろしくお願いします！ (2020年6月15日 22時) (レス) id: f5683b3f6a (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - いつも潤いをありがとうございます！ご体調の方大丈夫でしょうか？どうかご無理をなさらないでくださいね。気長に楽しみにお待ちしております。 (2020年6月15日 15時) (レス) id: a2999cd47b (このIDを非表示/違反報告)
黄色い恐竜(プロフ) - ゆうかさん» ありがとうございます！ぽちぽち更新していきますのでこれからもよろしくお願いします！ (2020年6月8日 23時) (レス) id: f5683b3f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黄色い恐竜
| 作成日時：2020年5月21日 18時
