ご報告 ページ4
Side Sgi
「須貝さんさー」
「なによ」
オフィスで作業をしていると、一服中の伊沢が今日は空いている隣に座った。
なんでかは知らないけど不服そうである。
「いっつもそうっすよね」
「なにがよ、主語を言いなさいよ」
「いや、いいんですか？」
「…どういうこと？」
「僕らは須貝さんから言ってくれるのを待ってるんですけど？！」
いつの間にかオフィスのみんながこちらを見ている。
…いや、言おうと思ってたんだけどだからタイミングわからないじゃん？！
と、思いながら一週間がたったわけですが、
どうやら伊沢がそれに対してご立腹らしい。
Aはあの日以降、また出勤が減っている。
内定先にいったり、入社後に必要な資格の勉強に追われているらしい。
それもあって、二人でオフィスに来たことは今だにない。
「で！どうなんですか！」
「…おかげさまで、無事、付き合うことになりました」
「はぁい！おめでとうございます！」
「遅い！」
「やっとですねー」
「あと少し弄りまくろ」
「喧嘩して気まずいとかやめてよ？」
「いや、あと4か月の間に気まずくなるほど喧嘩したらやだよ」
あちこちから飛んでくる、素直じゃないけど愛のある言葉が
なんだか照れくさいけど今日は素直に受け取ろう。
「喧嘩なんてしませんー」
「はいでた付き合いたててみんな言うやつ」
「浮かれてんなぁ」
「浮かれさせてよいいでしょ」
「はあー幸せそうなことで」
「幸せですー、もう神原は俺のなので手出さないでくださいー」
「あんなに須貝さんのこと大好きなのに付け入る隙もないけどね」
「そうなの！あの子俺のこと大好きなの！まじで可愛いから！」
「はいはいわかったわかった」
「まじあの子泣かせるようなことあったら許さねーからなァ？」
「神原ガチ勢だ」
「神原ガチ恋の同担拒否」
「物騒だな」
「いやこれはほんとにまじで、絶対大事にするから」
「…だって。よかったね、神原」
河村が、俺の後ろに視線をやってそんなことを言うから、また時間が止まったような静寂に。
…途中から河村とかふくらさんとかにやにやしだしたのそういうこと？
振り返ると、いつの間に来ていたのかAが
顔を覆って立っていた。
「…言えよ！」
「いやー、面白いなあと思って」
「あー空気が甘い！休憩には甘すぎ！仕事しよ！」
オフィスラブってこういうとこだよなぁ？！
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とぉと - いや、みんなして可愛いかよ (2021年5月6日 20時) (
レス) id: 81b7d60823 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - 時々繋がりが見えるところ楽しみに読ませていただいてます！体調の方快方に向かっているようでよかったです。更新していただくのとてもとても嬉しいですがどうか油断なさらずご自愛くださいね。返信は不要です。 (2020年6月25日 1時) (レス) id: a2999cd47b (このIDを非表示/違反報告)
黄色い恐竜(プロフ) - Yukiさん» コメントありがとうございます！お気遣いもいただいて嬉しいです…のんびり更新していきますのでゆるくお付き合いいただければと思います。これからもよろしくお願いします！ (2020年6月15日 22時) (レス) id: f5683b3f6a (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - いつも潤いをありがとうございます！ご体調の方大丈夫でしょうか？どうかご無理をなさらないでくださいね。気長に楽しみにお待ちしております。 (2020年6月15日 15時) (レス) id: a2999cd47b (このIDを非表示/違反報告)
黄色い恐竜(プロフ) - ゆうかさん» ありがとうございます！ぽちぽち更新していきますのでこれからもよろしくお願いします！ (2020年6月8日 23時) (レス) id: f5683b3f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黄色い恐竜
| 作成日時：2020年5月21日 18時
