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「部活には入る予定は無いんだ。」
「お前、運動神経良いだろ。放課後見学だけでも来いよ。」
「…見学だけなら、ね。」
バレーボール…
正直見たくも、その単語を聞きたくもない。
嫌でも思い出してしまうから…。
「お前等ー、もうチャイム鳴ってるぞー。さっさと席に座れー。」
先生が入ってきたので、この話は終わった。
「譲羽、前の学校ではどこまでやってるんだ?」
「全く進んでないですけど、予習してきたので全然大丈夫です。」
「お、このクラス初の真面目か?(笑)」
「せんせー!俺らも真面目っすよー!」
「うるせぇ!黙って教科書開け。」
何て言うか、明るいクラスだ。
男女中もよさそうだし、前の学校とは全然違う。
いや…今だけかもな。
先生に言われて、転校生の俺にいい雰囲気のクラスという
印象を刻んでから一気に…。
「__、おい、譲羽!」
「…えっ。」
「お前話聞いてなかったのかよ。教科書43ページ。」
「あ、はい。すみません。」
うだうだ考えてもしょうがないな。
どーせ、1年限りの関係だ。
来年にはクラスが変わる。
そんな程度だ。
今年の学校行事に支障がない程度に打ち解けるか。
ふと隣を見ると、
さっきまで起きてたはずなのに影山(って名前だった気がする。)は
既に教科書を枕に爆睡していた。
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蒼穹のサブ - ありがとうございます!頑張ります!! (4月8日 15時) (レス) id: 3240649a16 (このIDを非表示/違反報告)
とむ - めっちゃ好き!更新がんば!!!! (4月1日 19時) (レス) @page16 id: 2262dfa315 (このIDを非表示/違反報告)
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