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「…転校生の譲羽君です。自己紹介をお願いします。」


転校初日、俺は担任に連れられて教室に連れてこられた。

烏野高校の1年3組。

こんな中途半端な時期の転校してきたのだから、

生徒と仲良くなれるかが心配だ。


「えっと、譲羽Aです。よろしくお願いします。」

「じゃあ、譲羽君の席は…おーい、影山手を挙げろー」


「せんせー、影山爆睡してまーす」と

後ろから2番目の子が手を挙げた。


「はぁ、またか。あ、じゃあ今手を挙げている生徒の後ろの席な。」

「はい。」


SHRから爆睡とかヤバいな…。

どんだけ猛者何だよ。


その後、休み時間になり、

案の定俺は質問攻めにあっていた。


「譲羽君って地元はどこなの?」

「地元は兵庫。」

「えー!じゃあ関西弁喋れるの?」

「一応…。」

「その髪染めてるの?」

「いや、地毛で白髪。」

「えー!超カッコいい!!」

「部活は何部に入るの?」

「別に、考えてないよ。」

「えぇ〜、背ぇ高いのに勿体ないよ!
私、バスケ部のマネージャーやってるから見学おいでよ!」


面倒くさい。

何で女子ばっかり集まってくるんだよ。

ちょっとは男子も興味を持て。


「お前、バレー部は入れ。」

「え……?」


隣から男子の声がした。

女子の間から横を見るとさっきまで爆睡していたはずの

生徒がこちらを向いていた。


「影山が起きた…!」

「明日は槍が降るかもな…。」


いやいや、起きただけでこの反応って

普段どんだけ寝てるんだよ…。


「バレーってボールの?」

「それ以外に何があるんだ。」


いや、バレエとかあるじゃん。

何考えてんだか分かんないな……。

・→←第一章、冷淡と情熱。



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蒼穹のサブ - ありがとうございます!頑張ります!! (4月8日 15時) (レス) id: 3240649a16 (このIDを非表示/違反報告)
とむ - めっちゃ好き!更新がんば!!!! (4月1日 19時) (レス) @page16 id: 2262dfa315 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼穹のサブ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2024年2月28日 5時

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