冷めた欲望に咽び泣いて瞼の中。 (ページ20)

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「10番止めろー！！」

2人が加入したことによって、烏野は9セット目にして初の罰なしで幕を閉じた。

「音駒のアイツ、デカいな。前ん時も居たのか？」

「いや…居なかったと思う。」

「猫背だから分かんねぇけど、月島よりは遥かにデカそうだな。」

「僕と比べないで。」

「いいなー、ハーフ。カッコいいよな。」

「譲羽は見た目的には十分ハーフ顔負けだけどね。」

月島達とそんなことを話しながら食堂に向かう。

「先に風呂にしよーぜ？」

「それは同意見。汗でベタベタのまま食事とか絶対嫌だ。」

「だよねツッキー！」

「ヘイヘイヘーイ、烏野1年ズ！」

第3体育館の前を通ると梟谷の主将さんに声をかけられた。

「ブロック飛んでくんね？ブロック無しでスパイク練しても意味ねーしよぉ。」

「…月島どうする？」

「もちろん帰るに決まってんじゃん。お先に失礼しまーす。」

梟谷の主将とやれる回数何て合宿中じゃあ限られてるもんな。

やって損はないだろ。

「じゃあ月島と山口は先に行ってて。俺はしばらくしたら行くから。」

「お？新入りクンはやる気満々だねぇ～(笑)」

「譲羽です。よろしくお願いします。」

中には梟谷の主将さんとセッターさん、音駒の主将さんがいた。

面白くなりそうだ。