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「ん…？」
Aはオンボロ寮のベッドの上にいた。サイエンス部にお邪魔して、グリムを捕まえに行って、その後…
「あっ」
Aは頭に慌てて手をやる。魔法薬クッキーによって生えてきたネコ耳は跡形もなく消えていた。
「魔法薬クッキーの作用、数時間だって」
「…エース」
今何時？と思い壁掛け時計に目をやる。とっくに9時を過ぎていた。
「グリムはデュースに預けた。…うるさいだろうから」
「ありがとう……エースは？そろそろ寮に帰らないと」
「俺は監督生の様子見しないといけないから外泊取った。具合悪そうだったし」
「…ありがとう……」
何から何まで面倒を見てもらってAは申し訳なくなった。グリムが元凶とはいえ、不注意で魔法薬を食らってしまったというのに。
「…あと、…」
「何？」
何だかエースが急にもじもじし始めた。何かを言い渋るようにも見える。
「着替え、させたから」
「えっうん」
…？？？
「……」
Aは自身の下半身を見る。いつも通りの部屋着。
「…えっ」
確か、Aが倒れたのは校内で、制服を着ていた訳で＿＿＿
「〜〜〜！！、？？！？」
声にならない叫びを上げてAは天を仰ぐ。
上を向きながら声を絞り出して聞く。
「…見た？」
「…」
見られた。男子校なのに、女子だってばれた。
「お願いします！！」
腹を括ろう、そう思ってAは土下座をする。
「皆には黙ってて下さい！！！！」
どうだ、これが日本流の土下座謝罪だ。
オンボロ寮の床が埃っぽくてくしゃみが出そうになる。
「…いいよ、」
「ほんと…へっぐしょん！！」
盛大なくしゃみをしたAをエースが冷めた目で見る。
「はいティッシュ」
「ｽﾞﾋﾞ…ありがとう…」
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆
オチなし
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点O - テックトックで同じネタを描いている方がいたので題名ですぐにモールス信号だ！となりました。とても素敵なお話で夢中になって読んじゃいました！更新頑張ってください！ (2021年2月26日 8時) (
レス) id: 0f610149d7 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメサラダ(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» 肉食えよ...！って思いますよね笑 (2021年2月17日 8時) (レス) id: 534e3a03c3 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - ［グリムへ 石食うな、ツナ食え 監督生より］分かる (2021年2月16日 22時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
ワカメサラダ(プロフ) - もーふさん» そうです！意外とみんな知ってるんですね...(^^) (2021年1月29日 17時) (レス) id: 534e3a03c3 (このIDを非表示/違反報告)
もーふ - もしやこれはSOS……！？ (2021年1月28日 21時) (レス) id: 0e56321508 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふえるわかめちゃん | 作成日時：2021年1月6日 20時
