トトトツーツーツートトト【ツイステ】

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「エース」

「Aじゃん、どしたの」


各寮への入口でエースに声をかけてきたのは監督生だった。


「おうおうデートか？エース」

「おアツいなー！」


クラスメイトが楽しそうに声をあげる。


「えっと、これあげる」


Aは下を向いて紙袋を差しだす。


「？ありがと」


なんの事か分からずそのまま紙袋を受け取る。小ぶりで可愛い色の紙袋だった。


「クッキー？」

「うん、バレンタイン。いつもお世話になってるし、」

「え、ありがとう」

「それでは！」


歯切れの悪い会話を何回かした後、Aはそのまま走って帰ってしまった。


「なんでクッキー？」


それと何だかAらしからぬ慌て方で帰っていったが。


「エースくん〜♪」

「うわ、何だよ！」


気がつくとクラスメイト達に囲まれていた。


「監督生からいいもん貰ってんじゃん〜」

「俺らにもちょっと分ける義務があるだろぉ」

「無いし！！！」

「そういえば監督生の故郷だとバレンタインは好きな人にお菓子をあげるイベントとか言ってたな、今日」

「エースくん聞いた〜？それマジ？」

「でも色々な意味があって友だちにあげる人もいるんだってさー」

「いいなーお菓子ー」

「あげねえから！！帰れ！」

「ちぇー」


クラスメイト達はぶつくさ文句を垂れながら各自の寮に帰っていった。


残ったのはエース一人。頭を抱えて項垂れる。


「…期待しても…いいのかな」


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少し続きを書かないうちにバレンタインは終わり、3月に入ってしまいました。

そして少し続きを書かないうちに文章力がうんこになってました。うんこは人生の肥やしです。

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