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年中部活に明け暮れて、柄にもなく全国なんか目指したりした、そんな高校生活から数年。
地元近くに就職して、週に2回のバレーの練習を楽しみにしながら、俺は平凡な生活を送ってた。
ムカつくけど、彼女とかもいなかったし。
休みの日だって、バレーしてるか、家で寝てるか。
ムカつくけど。
そんな平凡を極めるような日曜だった。
スマホがうるさく震えて、無視してんのに鳴り続けるそれにイラつきながら出たら、電話越しに焦ったような先輩の声を聞いた。
「鎌先さん？
何か雑音すごくて聞こえないんすけど」
卒業してから、というより向こうが部活を引退してから、交流が決して頻繁ではない先輩からの電話。
何の疑問も持たなかったわけではない。
それでも、どうせ何かくだらないことなんだろうと思ってたのに。
「…は？茂庭さんが？」
思えばこれが、始まり。
俺の生活に一風変わったものが入ってきた瞬間だった。
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さな(プロフ) - 柴田んぬさん» 柴田んぬさん、ありがとうございます！楽しんでいただけるように頑張ります！ (2023年1月22日 22時) (
レス) id: ee78dfa46a (このIDを非表示/違反報告)
柴田んぬ - このお話すごく好きです！応援しています^^ (2023年1月22日 16時) (レス) @page5 id: 8796ade977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな | 作成日時：2023年1月20日 18時
