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ツッコミどころはたくさんあったけど、
でも、それよりも、何よりも。
赤葦先輩は、わたしの光くんへの気持ちなんてとっくに気づいてると思ってた。
先週の廊下での一件。
そして、今日の勉強の最初の、あの表情。
特に、釘をさされたり、気持ちを批判されたりはしていないけど。
でも、良くは思われてないんだと思ってたのに。
そんなわたしの心配を読み取ったかのように。
顔を上げた赤葦先輩と、ゆっくり目が合う。
「大丈夫だよ。うちのエースがこう言ってるんだしね」
『っ、ありがとうございます！！』
反射的に声が出ていた。
ぐん、と頭を下げると、隣から聞こえる光くんの笑い声。
気のせい、だったのかもしれない。
もしかしたら、わたしの気持ちさえも知られていなかったのかもしれない。
合同合宿を観に行けること。
光くんへの気持ちに関すること。
どちらとも、不安に思うことはないんだ、と晴れやかな気分になった。
「さて、そうと決まったからには、まずはテストを乗り越えなきゃいけませんからね」
「う゛…」
「赤点なんて取ってる暇はないですよ」
「でもよー、わかんねーもんはわかんねーんだもん」
「はぁ、またそんなこと言って…」
光くんのテンションは、まさしく急転直下。
でもブーブーと口を尖らせる光くんも、今日何度目かわからない赤葦先輩のため息に、心なしか肩身が狭そうで。
「みんな貴方に期待してますよ」
「っ！！」
でもそんな光くんも、その一言で、みるみるうちに目が輝き出した。
さすが赤葦先輩。
光くんの扱いを、よくわかっている。
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さな(プロフ) - ごんすけさん» 嬉しすぎますありがとうございます！励みになります✨ (2022年12月18日 19時) (
レス) @page25 id: ee78dfa46a (このIDを非表示/違反報告)
ごんすけ(プロフ) - 大好きですありがとうございます(語彙力の消失) (2022年12月18日 16時) (レス) @page23 id: 62f4ed090e (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - りるるさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！今後も楽しんでいただけたら嬉しいです🧡 (2022年12月18日 15時) (レス) id: ee78dfa46a (このIDを非表示/違反報告)
りるる(プロフ) - 好きです‼︎💕 (2022年12月15日 16時) (レス) @page2 id: 6abbd94f19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな | 作成日時：2022年11月30日 21時
