君に恋した僕。【SERVAMP】

episode.5 ページ6

「もう、大丈夫。今日は‥ごめん。」


シュンとして謝る桜哉に笑ってしまう。



『何よ、今更w大親友だって言ったでしょ？だからいつでも相談して！』


星がつきそうなウインクを飛ばすと、ウゼェと言いながらも笑っていた。



「あのさ、俺‥お前の事が！///‥‥やっぱ何もない。」



突然、何かを言いかけて辞める桜哉。


その続きが気になって何回か問いただすが教えてもらえなかった。



『じゃあ、そろそろ帰るね！バイバイ！』



「おう！明日な！」



桜哉と別れをつげ家までの道を歩く。



1人で帰る道はいつも以上に静かだった。


怖いな、早く帰ろうと足を進めると、車に引かれそうなハリネズミに目がいった。



車はすぐそこまで迫っている。



そんな場面を見逃す事なんか出来ず。


私はハリネズミを庇うように車の前へ飛び出した。



案の定、車にあたり私の体は宙を舞う。



思いっ切り当たったせいで頭からは血が止まらなかった。


ここで死ぬのか。



段々と薄れていく意識の中、最後に聞こえたのは男性の






「バカな女ッスね‥‥。」







という声だった。

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