ハプニングと変態�� ページ37
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私の通り名はコレ。
最初にこれを聞いた時は「誰が鬼だコノヤロウ」と思ったけど間違いではないのかもしれない。
「…っはあ、もう」
軽く言えば貧血。
だけど私の貧血は命に関わるって前にチョッパーに言われた事がある。
能力が関係してるから。
ZR「A」
こんな所を見られたくなくて外に出てるとゾロが来た。
ZR「辛いのか？」
「大丈夫」
隣に立ったゾロがゆっくり背中を撫でてくれる。
この便利な能力。
体の形を変えたり、攻撃はもちろん防御にだって使える万能な能力。
だけど大きな代償として付いてきたのがこれ。
定期的に血を摂取しないと生きていけない。
ZR「我慢すんな」
「でも、こればっかりはどうにもならないから」
ZR「俺の血を取ればいいだろ」
自身満々にそう言うゾロ。
いや、有り難いんだけど…
「…どうやって？」
そう聞くと悩み始めた。
やっぱり考えてなかったのね。
ZR「…斬る」
「怖い事言わないで」
そんな事してまで血欲しくない。
ZR「じゃあ、噛め」
「え？私が？」
ZR「他に誰がいるんだよ」
そっか。確かに。
…いやいや、噛むって。
それじゃ本当に吸血鬼。
ZR「血鬼のAなんだろ？」
「誰が鬼だ」
ZR「鬼なら噛めるだろ」
偏見。そして私は鬼じゃない。
なんて呑気に言ってる間にもだんだん体がフラフラしてきた。
「ゾロ、」
倒れそうになって思わずゾロにしがみ付く。
地面にだけは座りたくない。
お風呂に入ったから。
ZR「ほら、お前…」
「…チョッパーに会いたい〜〜」
ZR「んなこと言ってる場合かよ」
「スミマセン」
背中を撫でながらそう言うゾロ。
…良い筋肉だなあ、なんてバカなことを考えた。
ZR「A」
「な…っん」
名前を呼ばれて見上げた瞬間、唇に柔らかいものが触れる。
唇の隙間から入ってくる血。
「…ぞ、ろ」
離れたゾロを見ると顔を赤くしていて。
キスされたんだってやっと理解した。
ZR「この方が早いだろ」
「…そうゆう問題じゃ…」
ないけど。
ありがとうと言うと顔を押されて離された。
一応女なんですが。
「ツンデレボーイめ」
家の中に入っていくゾロの背中にそう言った。
…置いて行かれた。
暗いのに。
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ちいず 。 - ルアさん» コメントありがとうございます(^^)読み辛くて申し訳ないです…名前表記検討してみます！ (2020年9月2日 21時) (
レス) id: 1eb0768316 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - めちゃめちゃに面白いです！ただ、少し読みずらいので名前表記入れてくれると嬉しいです。文句いってすみません(><) (2020年8月31日 20時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年5月15日 17時
