不思議果実�� ページ29
「あ、エース」
よかった、生きてた。
ローやゾロあんな事言うから心配したけど案外元気そう。
「サボがキスしてくれないからさ」
そう言うとバッとサボの手に口を抑えられた。
…顔赤すぎ。
SB「言うな言うな」
あ、忘れてた…
焦ってるサボもかっこいいなあ、なんて。
「…抱きしめたい」
SB「我慢してくれ」
抱きしめたい気持ちを頑張って抑えてエースを見ると苦しそうに顔を歪めてた。
「大丈夫？エース」
AC「何がだよ」
そう言って笑うエース。
無理してるのかな、それともリンゴ効いてないのかな。
「…エース、リンゴ食べたよね？」
AC「あれか。食ったぞ」
やっぱり食べたみたいだけど。
「エース、私の事好き？」
そう聞くとボンッと顔を真っ赤にしたエース。
…図星。
LF「お、なんだエース。帰ったのか」
AC「ルフィ…」
LF「聞いてくれよエースぅ」
エースに泣きつくルフィ。
よし、今のうち。
「サボ、キスして？」
SB「…っいや、何言って」
「じゃないといつまでもこのままなんだよ」
エースがルフィに気を取られてる隙にサボの顔に手を当てて近づく。
「兄弟だから、いいでしょ？」
SB「…俺は良くねェよ」
私の事嫌いなのかな、だからキス出来ないの？
心臓が痛くて苦しい。
息が上手く出来ない。
「…ッさぼ、」
胸が締め付けられるような感覚。
腕を当てて抑えながら椅子から崩れ落ちた。
SB「A、どうしたんだ…！」
背中をさすってくれるサボの手から伝わる熱に涙が出る。
ZR「おいおい、何があったんだよ」
近くからゾロの声が聞こえたけど下を見たまま動かせない頭。
ZR「おい、トラ男！」
ゾロの声で周りに人の気配が増える。
自分の呼吸音がうるさい。
「…っはあ、はあ…」
LW「A。こっちを見ろ」
グイッとローに顎を持たれて顔を上げされられた。
ZR「…ッおい、トラ男！Aは大丈夫なのか！？」
LW「急がないとまずいな」
ボロボロと溢れる涙。
心臓が痛い。すごく痛い。張り裂けそう。
SB「…ッA」
サボが私を抱きしめた。
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ちいず 。 - ルアさん» コメントありがとうございます(^^)読み辛くて申し訳ないです…名前表記検討してみます！ (2020年9月2日 21時) (
レス) id: 1eb0768316 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - めちゃめちゃに面白いです！ただ、少し読みずらいので名前表記入れてくれると嬉しいです。文句いってすみません(><) (2020年8月31日 20時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年5月15日 17時
