島の秘密�� ページ44
夢を見た。
"このイケメンのお嫁さんになる"
そう決めた幼き日の夢。
風に揺れる赤い髪に男らしい笑い方に自由な生き方。
全てにおいて理想的だった。
そして何より…顔がタイプだった。
毎回求婚する私に彼は頭を撫でながら言った。
"大人になったらな"と。
あの手が好きだったなあ…あの優しい手。
ふわふわと頭を触られてるような気がして目を開けた。
「…ん〜、しゃん、くす…？」
ボヤける視界。
よく見えなくて目をパチパチするとそこにいたのは…
？「おや。目が覚めたかいお嬢さんや」
「…だれ」
全く知らないサングラスをかけた髭の長いおじいさんらしき人。
…いや、だれ。
？「君の友達たちは町の中を徘徊しているよ」
「…はあ、」
？「ほっほほ。私の事はダーリンと呼んでくれ」
「よ、よろしく？」
そうゆう名前なのか。
本当に誰だこのおじいさん。
…そしてここはどこ。
私たち、無人島で肝試ししてて…
何がどうなったらこうなるの？
無人島じゃなかったの？
なんで私はフカフカのベットで寝てたんだ。
「ここはダーリンの家？」
じい「そうじゃよ」
「なんで私ここにいるの？」
じい「話せば長くなるのじゃが…」
コホンッと咳払いをしたダーリン。
じい「色々あって…熱にうなされていたからじゃ」
「だいぶ省略したね」
その省略した部分が知りたいんだけどな。
「まあ、何があったかは置いておいて…」
じい「ほっほほ」
「ここはどこ？」
街って言ったよね。さっき。
あいつら徘徊してるってどうゆうこと。
熱を出した私をどこの誰だか知らないおじいさんに預けて…
じい「ここは小さな島だよ。人の暮らす町がある」
「…無人島じゃなかったの？洞窟の中に町？」
じい「まあ色々知りたいとは思うが…友達が帰ってきてから話すとしよう」
ほっほほ。と笑うおじいさん。
…もしかしなくとも奴らは何の話も聞かないで徘徊し出した感じかな。
「なんかごめん」
じい「いいんじゃよ」
顔が怖そうなわりには優しいな…なんて思った(すごく失礼
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ちいず 。 - ルアさん» コメントありがとうございます(^^)読み辛くて申し訳ないです…名前表記検討してみます！ (2020年9月2日 21時) (
レス) id: 1eb0768316 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - めちゃめちゃに面白いです！ただ、少し読みずらいので名前表記入れてくれると嬉しいです。文句いってすみません(><) (2020年8月31日 20時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年5月15日 17時
