初めての夜�� ページ19
結局その後、ルフィがなかなか離してくれないので私のお風呂は一番最後に。
グダグダしてたルフィはサンジにお世話されてた。
AC「乾かしてやろうか？」
「あ、エース」
なかなか髪が乾かないから風に当たろうと思って外のベンチで座ってた時。
エースが隣に座ってきた。
「どうやって？」
AC「俺、火だから」
ああ、なるほど。
スッとエースの手が私の肩にかけてたタオルに伸びて頭を雑に拭かれる。
「…雑」
AC「それより、お前。なんだよその服」
「これしかなかったの」
黒の短いズボンと茶色薄手のＶネックニット。
Vネックの部分が開きすぎだけど。
AC「…目のやり場に困る」
「変態」
AC「うるせェ」
エースはと言うと服を着てる。
裾がキュッと締まったズボンにダボダボのTシャツ。
…正直に言う。
かっこいい。
AC「ん？」
私の視線に気づいたエースが首を傾げる。
…あざとい奴。
「にしても、寒いね」
AC「くるか？」
私の髪を拭く手を止めて太陽のような笑顔で両腕を広げるエース。
「エース濡れちゃうよ」
AC「いいよ」
「…風邪引いても知らないっ」
ぎゅうっと抱きつくと温かい。
エースはお日様みたいな匂いがする。
AC「久しぶりに会えて俺もサボもテンション上がりっぱなしだ」
「だからふたりとも変態なんだ」
AC「それは元からだろ？」
自分で言っちゃだめだ。
変態は否定しとこうよ。
「今日のサボなんて酷いもんね。変態さが」
AC「あいつも成長したんだな」
「…意味深」
AC「まあ、俺も今すげぇ興奮してるけど」
そんな事は聞きたくなかった。
「私、戻るね」
AC「嘘だって」
冗談に聞こえない嘘付かないで。
それに、さっきから聞こえるエースの心臓の音がすごく速い。
「エースってウブだね」
AC「ちげぇよ馬鹿」
「心臓速いよ？」
AC「…お前だから」
まるで私のことを好きみたいに言うからだんだん恥ずかしくなる。
「ばーか」
照れ隠しにそう言ってエースから離れた。
AC「あ、待てよ」
真っ赤な顔をしたエースは家の中に入る私を追いかけて来た。
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ちいず 。 - ルアさん» コメントありがとうございます(^^)読み辛くて申し訳ないです…名前表記検討してみます！ (2020年9月2日 21時) (
レス) id: 1eb0768316 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - めちゃめちゃに面白いです！ただ、少し読みずらいので名前表記入れてくれると嬉しいです。文句いってすみません(><) (2020年8月31日 20時) (レス) id: aef3ed9d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年5月15日 17時
