白雪ボーイ (ページ1)

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テヒョン side

普通なら皆が授業を受けている時間

僕は立ち入り禁止である屋上にある

ベンチに座っている

特に何かをしているわけでもなく

ただボーッとしているだけ

TH｢あー暇だな～｣

なんて独り言を呟いてみた

ま、返事来るわけないけど

『じゃあ相手になってあげようかキムテヒョンさん』

TH｢うん･････え？｣

返事返ってきた

でも、知らない女の子だ

それとも覚えてないだけ？

今僕の名前呼んだし･･･

ていうかなんで制服じゃなくて

普段着？なんだろう

『隣に座ってもいい？』

TH｢え、あ、うん｣

やっぱり知らない子だよね

でもなんで僕の名前知ってるんだろ

『今、私のこと誰？て思ったでしょ』

TH｢そうだけどなんで知ってるの僕の名前？｣

僕の予想では超能力者

それしか考えられない

『んー知ってるから？とりあえず超能力ではないから』

TH｢え、超能力じゃないの｣

えー当たってると思ったんだけどな

あれでもないで僕の予想してたことが

わかったのかな？

『さっきから心の声もれてるからだよ』

TH｢え、そうなの？｣

『うん』

あーそうだったんだ

気を付けないと

『またもれてますけど？笑』

TH｢え、すみません｣

『なんで謝るのさ！てかさっき"え、"が多すぎる笑笑』

TH｢だってー････｣

動揺してるんだもん

いろいろと

『で、なんで授業さぼってるの』

TH｢えっと、それはー････｣

『あ、やっぱり言わなくてもいいや』

TH｢え？｣

この人自由すぎるでしょ

まあ僕もだけど

『あ、そうだ』

TH｢ん？｣

『私は････』

"キーンコーンカーンコーン"

TH｢あ、チャイム｣

『あ、じゃあ私行かなきゃ』

TH｢ちょっと待って！｣

『ん？』

TH｢名前は？｣

『･･････いつか分かるよ！』

TH｢いつか？｣

『そんなに先の未来じゃないよ、きっと』

それってどういうことかな

んー････僕にはわかんないや

『じゃあ、またね！』

TH｢あ、うん、またね｣

そのまたっていうのは

いつ来るのかなって思ったけど

それは結構すぐにきた